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失点の時間帯を悔いたMF遠藤航「あの時間帯に失点してしまうと相手も最後固めてくる」

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日本代表MF遠藤航(シュツットガルト)

[11.27 カタールW杯E組第2節 日本 0-1 コスタリカ アルラーヤン]

 初戦のドイツ戦に続いてボランチで2試合連続先発の日本代表MF遠藤航(シュツットガルト)。コスタリカ相手にまさかの黒星となった結果について「最低でも引き分けたかったというのが正直なところ」と言いながらも、「守備に関しては、別に悪いと思っていなかった。相手にボール持たれても我慢してしっかりブロックを敷いていればやられないなという感覚が前半からあった」との見解を示した。

 その中で痛恨だったのは失点した時間帯だ。

「失点した時間帯は、ちょっとオープンになったところで、どっちが1点取るかみたいなゲーム展開になっていた。あの時間帯に失点してしまうと相手も最後固めてくる。自分たちも最後にチャンスがありましたけど、相手も体を張って、取り切れなかったという感じだった」

 ボールを支配できたのはプラン通りだったが、得点に至らなかったのは小さなミスが続いたことが要因だと見ている。

「相手はかなりコンパクトで、守備の時はセンターバックにボールを持たせながら、相手に入ったところを狙う。前半はもうちょっと裏を狙うボールを使ってもよかった。後半はそこもトライしてましたけど、なかなか自分のところも引っかかったりしていて有効ではなかった」

 遠藤にとってコスタリカはカタールW杯への“リスタート”となった相手だった。出番のなかった18年ロシアW杯を終え、同年7月に当時所属していた浦和レッズからベルギーのシントトロイデンへ移籍。森保ジャパンの初陣となった9月11日に吹田スタジアムで行なわれたコスタリカとの親善試合ではボランチとして先発し、南野拓実のA代表初ゴールをアシストした。

 それから4年あまり。「4年前とは相手も違うし、ワールドカップだし、個人的には4年前に勝って今日負けたから成長していないというわけではないと思う」。強気を示し続けられるほどの自信を得ているのが今の遠藤だ。

 日本戦の後に行われたスペイン対ドイツが引き分けに終わったことで第3戦の行方は混沌としているが、「3試合目までしっかりやってグループステージ突破できるかどうかというところは最初からある程度イメージはしていた」とすでに気持ちをリセットしている遠藤。新たな準備の3日間が始まった。

(取材・文 矢内由美子)
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