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運命のスペイン戦へ決死の覚悟…南野拓実「次が最後の試合になるかもしれない」

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日本代表MF南野拓実

 コスタリカ戦(●0-1)直後は気持ちの整理が難しかった。試合後は取材に応じず、ミックスゾーンをあとにした日本代表MF南野拓実(モナコ)が一夜明けた28日、練習後にあらためて報道陣に対応。「悔しかった。昨日の試合はドイツ戦と違った意味で重要な一戦だった。敗戦したことに難しい気持ちだった」と心境を打ち明けた。

 コスタリカ戦では失点前からタッチラインの外で交代の準備をしていた南野だが、目の前で日本の失点を目の当たりにし、直後の後半37分からピッチに入った。1点を追う展開となり、後半42分にはMF鎌田大地のパスからPA内に侵入したが、シュートは打ち切れなかった。

 初戦のドイツ戦で2-1の逆転勝利を飾り、グループリーグ突破に向けて大きな勝ち点3を手にしたが、第2戦でコスタリカに敗れ、1勝1敗。スペインとの最終戦は勝てば自力で決勝トーナメント進出が決まるが、引き分けの場合は他会場の結果次第となる。

「次が最後の試合になるかもしれない。自力でグループリーグ突破ができる状態にあるのは幸せなこと。いい準備をして、いい結果を出せれば。みんなが共通意識を持って、守備でも攻撃でもプレーすることが大事」

 勝利が欲しいスペイン戦だが、負ければグループリーグ敗退が決まる。前がかりになって先に失点することだけは避けなければならない。「W杯の試合を見ていても、緊張感がある中、大量失点するチームもいる。そういう怖さはスペインのような実力のあるチームと対戦するときにはある。そうならないように前半は(失点)ゼロで終わることが大事」。まずは守備から。ドイツ戦同様、我慢強く、粘り強く戦って勝機を待つ。

(取材・文 西山紘平)

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