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4戦連続途中出場も前線で起点になれず…浅野拓磨「不甲斐なさが込み上げている」

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日本代表FW浅野拓磨

[12.5 W杯決勝T1回戦 日本 1-1(PK1-3)クロアチア アルワクラ]

 最後は不完全燃焼で終わってしまった。後半19分、MF三笘薫とともに4試合連続の途中出場でピッチに入った日本代表FW浅野拓磨(ボーフム)。3-4-2-1の1トップに入り、前線で起点になりたかったが、なかなかボールがおさまらなかった。

「率直に悔しい気持ちと、日本のために戦ったつもりだけど何もできなかった不甲斐なさが込み上げている」。グループリーグ初戦のドイツ戦(○2-1)は途中出場から劇的な逆転ゴールを決めたが、その後は相手の警戒も強まった。

 クロアチアも浅野にスペースを与えず、背後のケアも怠らなかった。持ち味を出せないまま120分間が終了し、「相手の対応や能力を含め、やりながら嫌な相手だなと感じていた。自分のサッカーの下手さと未熟さを大きな舞台で痛感した」と唇を噛んだ。

 1-1で突入したPK戦では3人目のキッカーを務めた。「失うものはないし、勝利のために何ができるか。PKを蹴る人を決める中で手を上げて、日本のためにPKを蹴った」と、4人のキッカーの中で唯一、成功させた。

 4年前のロシアW杯は最後の最後で落選し、バックアップメンバーとして初戦が終わるまでチームに帯同する悔しさを味わった。「4年前は違った厳しさがあったけど、それ以上に過酷なんだなと。W杯のデカさ、素晴らしさを感じた」。4年間、目指してきた舞台で最後に突き付けられた現実はあまりにも無情だった。

(取材・文 西山紘平)

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