24日のウルグアイ戦(△1-1)は左サイドバックでフル出場した日本代表DF伊藤洋輝(シュツットガルト)だが、28日のコロンビア戦(ヨドコウ)はセンターバックで起用される可能性もありそうだ。

　サイドバックが中央に絞る新しいビルドアップにトライする中、ウルグアイ戦ではなかなか効果的な崩しができなかった。「それぞれのポジションがどう攻撃に厚みを加えるか。そこはチームとして共有している」と、中3日で修正を急いでいる。

　伊藤自身、縦関係を組んだMF三笘薫とのコンビネーションも不発。「(サイドバックが)いつ真ん中に入っていくか。入っていったあとに周りがどう動いていくかが課題」と、チームとしてまだまだ改善の余地がある。

　一方、コロンビア戦はセンターバックで出場する可能性も出てきた。26日のシュート練習では左サイドからクロスを上げる役割だけでなく、DF板倉滉とのコンビで中央からの配球役も務めた。ポジションを変えて連続先発となるか。「守備のところは無失点で、攻撃のところではテンポよくボールを動かしたい」と意気込んだ。

　コロンビアについて「プレッシャーが早いので、プレスをかいくぐるパスを出せれば。中盤はウルグアイ以上にマンツーマン気味に激しく来ると思う」と指摘。「1トップの相手に対して2枚、センターバックがいる。1枚はしっかりボールに行くこと。前回(ウルグアイ戦)はサイドから失点しているので、中のマーキングはより集中してやらないといけない」とイメージを膨らませた。

(取材・文　西山紘平)