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[J内定高校生の声_23]190cmの大型CB。松本内定の高崎経済大附DF二ノ宮慈洋、人生の最後に食べたいものは…「アルウィンで試合がしたい」

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190cmの大型CB。松本山雅FC内定の高崎経済大附高DF二ノ宮慈洋

 ゲキサカでは2022年にプロ入りする高校生選手たちをインタビュー。進路を決めた理由や自分の半端ないところ、選手権へ向けた意気込みのほか、『ゲキサカ質問箱』から好きな女性芸能人やハマっている漫画・Youtube番組、チーム内での流行りなどランダムな質問にも答えてもらっている。

 第23回は、松本山雅FC内定の高崎経済大附高(群馬)DF二ノ宮慈洋(3年=前橋FC出身)だ。190cmの長身を誇る二ノ宮は、その大柄な体躯にも関わらずスピードも兼備。ダイナミックなプレーの中に、大きなポテンシャルを秘めている。そんな期待の18歳が、松本サポーターやサッカーファンへ向けて自身のことを明かす。

【ゲキサカ質問箱】より
―今のポジションになったきっかけは?
「自分は中1の時は中盤の選手で、中2の頃から後ろの方をやるようになってきて、それからずっと後ろなんですけど、高1の選手権はCFをやっていました。背が高いので、前でしっかりボールをフリックしたり、キープしたりということをやっていて、今はCBをやっています」

―自分の学校の良いところを自慢してください。
「自分の学校の良いところは、公立なんですけど、良い人工芝のグラウンドがあるところだと思います。他の公立は土のグラウンドが多い中、こんなに良いグラウンドで練習できるので、そういうところもここに来た理由です。結構校則も自由な校風なので、そういうところも気に入っています」

―自分の身体で好きな部位は?
「まだそんなに自慢できるところはないですけど、これから自慢できるようにしっかり筋トレも頑張って、自慢できる体の部位を発見します。身長は大きいですけど、もっともっと横が付けば、もっと良い選手になれるので、頑張っていきたいです。身長は中学くらいから伸び始めたんですけど、小学校の頃から大きくて、中学の時は185センチぐらいになりました」

―自分を一言で表現すると?
「真面目というのはあると思います。友達といる時は普通なんですけど、ちゃんとした中で前に出てふざけたりはあまりできないですし、あとは変なことでもしっかりと真剣に考えちゃったりするので、そういうところで真面目かなと思います」

―名前の由来は?
「慈洋(じよう)と言うんですけど、 “慈”はいつくしむという意味で、“洋”は海とか広い、大きいという意味で、『大きな広い良い心を持つように』という感じで付けられました」

―サッカー選手じゃなかったら何をやっていた?
「自分は身長が高いので、そういうのを生かせるスポーツをやっていたかなと。バスケとかバレーボールを体育でもやるんですけど、身長が高いので結構活躍できますし、そういうことを真剣にやるのもいいんじゃないかと思います。スポーツ選手以外はちょっと考えられないです」

―今までで一番うれしかった試合は?
「これは自分が高校1年生の頃の新人戦で優勝した時です。高校3年間の中で優勝できたのはその新人戦だけなんですけど、だからこそ一番心に残っていて、チームが1つになった瞬間でもあるので、とても嬉しかったです。結構風も吹いていて、全然ボールが収まらなくて、どっちに転ぶかも全然わからないような試合だったんですけど、延長で一度は点を獲られて、自分たちが最後の最後で追い付いて、PK戦で勝つ劇的な勝利だったので嬉しかったです」

―人生の最後に食べたいものは?
「これはお寿司です。理由は日本人なので、やっぱりお寿司が好きなんです(笑)。好きなネタは海老とサーモンです」

―マイブームは?
「今はYouTubeとかでラップバトルとか流行っているんですけど、そういうのを見るのが好きです」

―高校での会心のプレーはどの試合のどんなプレー?
「自分が3年の時のインターハイ予選の新島学園高戦で、前半は0-0で折り返して、後半になってすぐにコーナーキックで自分が点を獲ったんですけど、コースも勢いも凄く良くて、自分が決めた点の中で一番良いシュートだなと思いましたし、それがチームを勝たせることにも繋がったので、会心のプレーでした」

―高校で最も成長した部分は?
「これはやっぱり空中戦の部分が一番成長したと思います。田中(則久)監督が自分を信頼してくれたので、自分が自信を持って空中戦でもプレーできるようになったのが一番だと思います」

【J内定選手一問一答】より
―松本山雅FC内定が決まった感想は?
「やっぱりプロは自分が一番目指していたところなので、嬉しい気持ちが一番大きかったです。オファーが来た時は、練習会が終わって、新幹線に乗り終わった直後に電話が来たんですけど、練習会のイメージが強くて、結構レベルの高いイメージだったので、『この中でやっていけるのかな?』という気持ちも少しありました」

―松本に決めた理由は?
「プロでレベルが高いので、大学に行くよりも成長できるかなと思って、決めました」

―練習参加してみてどう感じた?
「自分の強みの空中戦というのは結構アピールできました。他のところでは良いプレーもあったとは思うんですけど、自分ではあまり手応えを感じていなかったので、内定が出て少しビックリしました。プレースピードが高校とは全然違って、そこは一番初めに練習に行った時にビックリしましたね」

―松本の練習参加で印象に残っている選手は?
「良くしてくれた選手は常田(克人)さんという人で、自分が2回目の練習会に行った時に、岩手県に飛行機で行ったんですけど、空港で一緒にゴハンを食べてくれて嬉しかったです。あとは橋内(優也)さんという人がいて、練習の最後にダウンみたいな形でランニングをやるんですけど、自分が他の人と喋っていて、内側に入ってしまった時に、『決められているんだから、しっかり外を回れ』というふうにプロとしての厳しさや自覚を教えてもらって、見習おうと思いました」

―松本の好きなところは?
「やっぱりサポーターの熱さは大好きです。そんな中でプレーできたら自分の力にもなると思いますし、背中を押されると思うので、早くあのスタジアムでサポーターの声援を聞きながらプレーしたいです」

―アルウィンの印象は?
「結構選手との距離も近いですし、他のスタジアムよりもサポーターの熱さを感じられるので、そういうところが良いなと思います」

―自信のあるプレーはどうやって磨いてきた?
「空中戦は自分のストロングポイントで、どういうタイミングでジャンプするかとか、落下地点を予測したりするのは試合の中で磨いてきたので、試合でどんどんチャレンジしていった結果がこれだと思います」

―自身のプレーの課題は?
「中学の頃は前橋FCというポゼッションをするチームで、足元の技術を要求されていて、その時に力がなくて試合に出られなかったので、しっかり考えて自分で足元の技術を練習して、少しは良くなったかなというのはあるんですけど、まだまだ高められると思いますし、これからもやっていきたいです」

―理想のプレーは?
「ディフェンダーなので、チームの危機を救うプレーも好きなんですけど、ディフェンダーながら点を獲れる選手にも自分はなりたいので、フォワードとか前線の選手に負けずに、点を獲るプレーが自分の良いところだと思います。五分五分の試合展開の時に、自分がコーナーキックとかセットプレーで点を獲って勝つというのはよくあったので、そういうところは良かったなと。逆にチームが失点して、みんなが下を向いていた時に自分も声は掛けていたんですけど、もっと熱くなれるような選手にはなりたいなと思います」

―キャプテンをやって身に付いたことは?
「最初の方は自分が一番上の学年になって大丈夫かなって。先輩もいなくなって、ちょっと心配だったんですけど、みんな自分に付いてきてくれて、そこで得た自信もあって、それで試合中も自信を持ってプレーできた時もあったので、そういうのは力になったと思います」

―キャプテンは大変だった?
「さっきは『みんなが付いてきてくれた』と言ったんですけど、まとめられない時もあったので、大変でした」

―自分にとってのライバルは?
「前橋FCの時に一緒に戦った桑子流空(前橋育英高)で、自分にはないキャプテンシーも持っていますし、熱さとか球際とか、本当に気持ちのこもったプレーは尊敬しています」

―中学時代に自分がプロになれるイメージはあった?
「プロになるなんて思っていなかったです。中学の頃は試合に出られない時期もあったんですけど、下を向かないで、ずっと前を向いて努力してきたと思うので、そういうところでプロになれたのだと思います」

―プロで対戦したい選手は?
「やっぱり有名な選手と戦って、自分が勝っている姿を、成長した姿を見せられるようにしていきたいです」

―プロ1年目の将来の目標は?
「遠慮していてはたぶんダメだと思うので、成長するためにも、試合に出るためにも、積極的にやりたいですし、もう練習生ではないのでしっかりやっていきたいです。そこでしっかり成長して、日本代表や海外で活躍できる選手になりたいと思っています。海外サッカーには五大リーグがあると思うので、一番上のレベルまで行ってみたいですし、自分がどれだけやれるか試したいので、プレミアリーグとかそういうところでやってみたいです。群馬には前橋育英、桐生一と強いチームがある中で、高経も群馬の中では強くて、まだ全国には行っていないですけど、行けるぐらいの実力は持っているんだということを知らせたいですし、自分が活躍することで高経の名前を全国に知らせたい想いもあります。この高校に来ていなかったらプロもなかったと思うので、ここに来て良かったです」

―松本山雅FCサポーターへのメッセージ
「高崎経済大学附属高校の二ノ宮慈洋です。アルウィンでサポーターの熱い声援を聞きながら試合がしたいので、これからもっと努力したいと思います。応援よろしくお願いします」

(取材・文 土屋雅史)
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