鹿島アントラーズは1日、FW上田綺世(23)のベルギーリーグ1部セルクル・ブルージュの完全移籍について、クラブ間合意に至ったことを発表した。2日に離日し、メディカルチェックなどを経て正式契約が結ばれる。

　上田は鹿島ノルテJrユースから鹿島学園高に進み、その後は法政大に進学。2019年2月に21年鹿島加入が内定すると、3年次の19年夏にサッカー部を退部し、前倒しで鹿島に加入していた。J1通算86試合38得点を記録。2021年東京五輪代表に選出され、日本代表でも9試合に出場している。

　クラブ公式サイトを通じ、上田は「世界を見渡した時に決して若いとは言えない自分が、プロサッカー選手として新しい環境に身を置き、成長したいという思いから、この決断をしました」と決断の経緯を明かし、その意気込みを伝えている。

「シーズン途中でチームを離れることの意味は、理解しています。決めた以上、結果で示していくしかないことも分かっています」

「ともに戦った選手、スタッフ、ファン・サポーター、パートナー、地域の方々、すべてのアントラーズファミリーに対し、感謝の思いしかありません。勝利のために必要なプレーを追求していくという、自分が考えるフットボールの本質と向き合い、一瞬一瞬を大切にして、この先も戦っていきます。応援、ありがとうございました」

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