beacon

福岡は16歳FW前田一翔が“冨安超え”デビュー!! 柏との激しい撃ち合いは終了間際の劇的弾でドロー決着

このエントリーをはてなブックマークに追加

[3.26 ルヴァン杯GL第2節 福岡 3-3 柏 ベススタ]

 YBCルヴァンカップ2023は26日、グループリーグ第2節を開催。グループDではアビスパ福岡柏レイソルが対戦し、3-3で引き分けた。

 ホームの福岡はトップチームデビューとなる、U-18所属の16歳9か月10日のFW前田一翔を先発に抜擢。15年に天皇杯3回戦町田戦でデビューしたDF冨安健洋(現アーセナル)の16歳11か月9日を超え、クラブの最年少出場記録を更新した。試合前のインタビューに応じた長谷部茂利監督は「スピードもあるし、思いもよらないようなプレーも時々見せてくれるので、そういう部分を期待したい」と高校1年生に期待を寄せた。

 一方、今季公式戦未勝利(3分3敗)のアウェー柏は19歳コンビのDF土屋巧、DF田中隼人らがスターティングメンバ―に名を連ねた。前半13分に試合を動かしたのはアウェーの柏。MF三丸拡が蹴り出した右CKをニアサイドのMF片山瑛一がすらすと、ゴール前の土屋が体を投げ出してヘディングで突き刺し、スコアを1-0とした。さらに同16分には、MFマテウス・サヴィオが右サイドから送ったクロスをFWフロートが右足ボレーで叩き込み、一気にリードを2点差に広げた。

 3-4-2-1の1トップの位置に入った16歳の前田は積極的にボールに絡もうとし、相手に寄せられても体を張ってボールをキープして基準点になろうと奮闘。前半21分には右サイドからFWルキアンが送ったグラウンダーのクロスに前田が飛び込むが、ネットを揺らすには至らず。しかし、同28分、PA内で仕掛けた前田の突破は阻まれたものの、こぼれ球をFW山岸祐也が蹴り込んで福岡が1点を返した。

 2-1のまま後半を迎えると、福岡は前田とMF城後寿に代えてMF中村駿と大卒ルーキーのFW鶴野怜樹をピッチへと送り込む。すると、両チームともにアクシデントを襲い、柏は同15分に負傷したMF片山瑛一に代えてDF川口尚紀を投入。福岡は後半開始から投入された鶴野が負傷のためにベンチへ下がり、MF紺野和也が送り込まれた。

 後半22分には柏に追加点。右サイドからサヴィオが送ったラストパスにダイレクトで合わせたフロートがネットを揺らし、リードは再び2点差に広がった。

 しかし、ここから福岡が反撃。後半33分にPA内に持ち込んだルキアンのシュートが相手選手に当たってコースが変わり、そのままネットを揺らして1点差に詰め寄る。さらに同45分、PA内のこぼれ球に反応したDF湯澤聖人が押し込み、福岡が土壇場で追い付いて試合は3-3のドローに終わった。

●ルヴァン杯2023特設ページ

TOP