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横浜FM“パリ五輪世代”植中朝日が加入後初ゴール!「そのとおりにボールが来た」鮮やか連係から冷静ループ弾

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FW植中朝日 ※写真は過去のもの

[3.26 ルヴァン杯GL第2節 鳥栖 0-2 横浜FM 駅スタ]

 ルヴァンカップは26日にグループリーグ第2節を行い、横浜F・マリノスサガン鳥栖に2-0で勝利。FW植中朝日が加入後初ゴールでルヴァン杯連勝に貢献した。

 ルヴァン杯グループリーグ開幕節でジュビロ磐田に勝利した横浜FMは、連勝を狙うべく敵地に乗り込んだ。しかし鳥栖と拮抗状態のまま前半はスコアレスで折り返す。後半から交代カードを切り始めると、後半16分には2枚替え。ベンチスタートの植中が第1節に続いて途中出場でピッチに出た。

 すると後半34分、植中が待望の移籍後初ゴールを沈める。MFマルコス・ジュニオールが中盤からPA手前に送り、DF永戸勝也がダイレクトで敵陣内にパス。植中が即座にボールに反応すると、飛び出したGK朴一圭をかわすようにループシュート。無人のゴールに流し込み、先制点をもたらした。

 横浜FMは後半41分にも今季初出場のMF吉尾海夏が途中出場から追加点を沈め、2-0で完封勝利。開幕2連勝でグループAの首位に立った。

 植中は今シーズンにV・ファーレン長崎から加入し、J1初挑戦。FUJIFILM SUPER CUP 2023の終了間際の出場で新天地デビューを果たすが、まだリーグ戦の出場はなし。ルヴァン杯は2試合連続の途中出場で、しっかりと結果を残した。

 2001年11月1日生まれで21歳の植中は、24年パリ五輪を目指すU-22日本代表の世代でもある。試合後のフラッシュインタビューでは「マリノスに来てからリーグ戦でメンバーに入ることができずに、悔しい思いをしていた。ルヴァンの短い時間の中で結果を残して、監督にアピールできたんじゃないかなと思います」と思いを語る。

 シュートシーンは、ゴールへの嗅覚が発揮されたものだった。「勝くんにボールが来る前に、後ろに勝くんがいるのがわかっていた。スルーしたら出してくれると思って、そのとおりにボールが来た。GKをしっかり見て、ループシュートのような形で流し込めたのでよかった」。鋭い得点感覚と冷静さが合わさって生まれたゴールだった。

 待望のゴールだが、本人にとってはあくまでスタートだ。植中は「次はリーグ戦でも早くゴールを決めて、チームの優勝に貢献できるようにがんばっていきたいと思います」とリーグ戦での活躍を誓った。

●ルヴァン杯2023特設ページ

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