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先輩の清水MF竹内涼のような存在に…浜松開誠館中2年生FW川合亜門「結果を残せる選手に」

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[4.4 河口湖くぬぎ平スポーツ公園人工芝運動場完成記念大会 多摩大目黒中1-5浜松開誠館中]

 新2年生が大会通算4得点を決める活躍をみせた。浜松開誠館中のFW川合亜門(2年)は、最終戦となった多摩大目黒中戦では後半開始から登場。すると1点を先制して迎えた後半11分に力強いドリブルからDF碓氷大和(3年)のゴールをアシスト。そして試合終了間際にはダメ押しとなる5点目を決めた。

 直前に行った青森山田戦(●0-2)で感じた「悔しさ」を晴らす一撃。「山田とやったときに何にも出来なくて悔しい思いがあった。少しでも成長できるようにと気持ちをリセットして、気持ちの面を切り替えて取り組んでいました」と充実の表情で振り返った。

 メンタル的な強さが川合の武器。「タフなメンタルでいかにプラスの方向に持って行けるか、声出しももちろんですが、今回はまだまだ遠征を通して宿泊先での過ごし方や現地でのゴミの捨て方がまだまだだった。生活面でも自分が引っ張っていけるようになりたい」。中学2年生にして意識の高さはチーム随一だ。

 今年のチームの目標は、2004年以来となる全国中学校サッカー大会の優勝。当時2年生エースとして活躍したMF竹内涼(現清水エスパルス)は川合にとって、小学校の少年団も同じだということもあり、意識を十分にする憧れの先輩だ。「全中や高円宮杯で結果を残せる選手になっていきたいです」。成長著しい2年生FWがチーム内でより存在感を発揮していく。

(取材・文 児玉幸洋)

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