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小学生日本一の栄冠!! 技術光るオオタFCが躍動「2日間で成長」V候補撃破で勢いに乗った

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オオタFC(岡山県/中国1)が初優勝

[1.23 JA全農杯・チビリンピック2021全国小学生選抜大会決勝 ジンガ三木SC0-4オオタFC 日産]

オオタFC(岡山県/中国1)が大会初優勝を成し遂げた。個々の技術が光るパスワーク、素早い攻守の切り替えで主導権を握り、決勝は4ゴールと大暴れ。連動した守備も崩れることなく、3試合連続でクリーンシートを達成。攻守がかみ合ったオオタFCが、クラブ史上初の日本一にたどり着いた。

キャプテンの一撃で口火を切った。視野の広さとテクニックを生かし、攻撃をけん引した10番FW武谷快地(6年)は開始早々の3分、PA外から左足を振り抜き、強烈なミドルシュートでネットを揺らした。第2ピリオドでもFW福谷仁(6年)、FW柏雄太(6年)が加点すると、第3ピリオドの3分にはFW堤清史郎(6年)がGKとの1対1を制し、技ありのループシュートでとどめを刺した。堤はこの日、ヴィッセル神戸U-12との準決勝でも値千金の決勝点を記録。「キーパーの位置をよく見る」というゴール前での冷静さが際立った。

 初戦は苦しんだが、2日間の大会を通じてチームが進化した。22日の1回戦はPK戦の末、福岡西FA(福岡県/九州2)に辛勝。大田修平監督が「分岐点。選手たちも懸けていたものがあったと思う」と振り返ったのは、続く準々決勝だ。全日本U-12選手権大会を制覇したレジスタFC(埼玉/関東代表1)に1-0で勝利。今大会の優勝候補を打ち破った。

 主将の武谷は「この大会に向けて、みんなで練習の質、強度を上げて成長できた」と胸を張った。勢いに乗ったオオタFCは頂点まで駆け上がり、クラブ初の栄冠に輝いた。大田監督は「初戦はPK戦で内容も厳しかった。本当に同じチームなのかというくらい、2日間で子どもたちが成長してくれた」とチームを称賛した。



過去の大会優勝チーム
2003年 名古屋グランパスエイトU-12
2004年 新座片山FC少年団(埼玉)
2005年 高田FCジュニア(奈良)
2006年 名古屋グランパスエイトU-12
2007年 東京ヴェルディ1969ジュニア
2008年 柏イーグルスTOR'82
2009年 川崎フロンターレU-12
2010年 川崎フロンターレU-12
2011年 川崎フロンターレU-12
2012年 レジスタFC(埼玉)
2013年 ベガルタ仙台ジュニア
2014年 レジスタFC(埼玉)
2015年 柏レイソルU-12
2016年 大宮アルディージャジュニア
2017年 江南南サッカー少年団(埼玉)
2018年 レジスタFC(埼玉)
2019年 センアーノ神戸ジュニア
2020年 中止

(取材・文 佐藤亜希子)

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