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釜本邦茂氏の姉で日本ブラインドサッカー協会前理事長の釜本美佐子氏が「AJPSアワード」を受賞

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「AJPSアワード」を受賞した釜本美佐子氏

 一般社団法人日本スポーツプレス協会(AJPS)は23日、「AJPSアワード2022~Unsung Hero~」の受賞者として、NPO法人日本ブラインドサッカー協会前理事長の釜本美佐子氏を発表した。

 元日本代表FWの釜本邦茂氏の実姉でもある釜本美佐子氏は、日本のブラインドサッカーがまだ組織化されていなかった時代から関わり、2002年に日本視覚障がい者サッカー協会(現日本ブラインドサッカー協会)の初代理事長に就任。2018年に退任するまで、17年間にわたって競技の普及と競技環境の改善に努めた。

 釜本氏は、昨年の東京パラリンピックで大きく注目されたブラインドサッカーにおいて、日本におけるその揺籃期から日本代表の選手団長、広告塔、スポンサー営業など多岐にわたって尽力。選手育成や女子の普及にも貢献したことが高く評価され、「AJPSアワード」に決定したという。

●釜本美佐子氏プロフィール
1940年京都市生まれ。海外ツアーコンダクターとして世界を舞台に活躍していたが、50代で網膜色素変性症の診断を受け、全国視覚障害者外出支援連絡会会長、網膜色素変性症協会会長を歴任。ブラインドサッカーとの出会いは2001年。視察団のひとりとしてアジアにおける先進国・韓国を訪れ、視覚障がい者のためのサッカーに魅了される。翌年設立された日本視覚障害者サッカー協会(現日本ブラインドサッカー協会)の理事長に就任。選手団長として海外遠征に同行するなど、影に日向に貢献。海外ツアーコンダクター時代の経験を活かした語学力と英語のスピーチには定評があった。2018年に理事長を退任。現在は陸上競技で東京都障害者スポーツ大会に出場するなどバイタリティは衰え知らず。明治神宮周辺を巡る約2時間のウォーキングが日課。元サッカー日本代表の釜本邦茂氏は実弟。

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