スパイクマイスターKoheiが解説!高みを目指す部活プレイヤーのための勝負スパイク「DS LIGHT AVANTE」登場!
アシックスのDS LIGHTシリーズのニューモデル『DS LIGHT AVANTE (ディーエス ライト アバンテ)』が1月25日に発売された。AVANTEはポルトガル語で「前進・進歩」を意味する。勝利に向かって日々努力を重ね進歩を続ける部活プレイヤーのために開発された新スパイクが『DS LIGHT AVANTE』だ。上質なカンガルーレザーをアッパー前足部に採用し、中足部から踵(かかと)部にかけてはホールド感に優れたマイクロファイバーを採用することでフィット性と安定性を高いレベルで実現しているのが特長。
今回、ゲキサカでおなじみのスパイクマイスターKohei氏にアシックスの新作スパイクの機能性を解説してもらった。
★『DS LIGHT AVANTE』の詳細はこちら
■DS LIGHTシリーズから新たに生まれた部活プレイヤーのためのスパイク
今回の『DS LIGHT AVENTE』は今までのDS LIGHTシリーズで培った機能性やストロングポイントをうまく取り入れながら、DS LIGHT AVANTEならではの設計も組み合わせて、ラインナップに加わったのが第一のポイントになります。
今までは『DS LIGHT X-FLY 4』(税別18,000円)がトップモデルに位置し、『DS LIGHT 3』(税別13,000円)が部活プレイヤー向けのレギュラーモデルという位置付けでした。ここに『DS LIGHT AVANTE』(税別15,000円)が仲間入りしました。
DS LIGHTシリーズがより細分化し、部活プレイヤー一人一人の好みやこだわりに合ったスパイク選びがしやすくなりました。価格も、税別15,000円という中高生でも手に入れやすい設定になっていて、シリーズの中でもコストパフォーマンスが良い新スパイクが登場したと言えるでしょう。
■柔らかなフィット感とボールタッチを実現するアッパー
――なるほど、DS LIGHTシリーズが新しいラインナップ構成に進化したということですね。では、『DS LIGHT AVANTE』の機能上のポイントはどういったところになりますか?
まず、アッパー前足部にはステッチレスのプラチナムカンガルーレザーを採用しています。ステッチレスとは“縫い目が無い“という意味で、前足部のカンガルーレザー採用エリアにはステッチがありません。
ステッチがないことでカンガルーレザーの良さである柔軟性や足なじみの良さを高いレベルで発揮しつつ、内部に低硬度なフォーム材をフレーム状に内蔵することで優れた保形性やヘタりにくさも兼備しています。柔らかなフィット感を、より長く持続させることを可能にしているのです。
――前足部のボコッと盛り上がっているところにフォーム材が入っているのですか?
そうです! そこに低硬度なフォーム材がフレーム状に内蔵されています。このフォーム材は低硬度な素材なので、足先でボールタッチしたときにボールが足に吸い付くようなクッション感があり、柔らかなボールタッチもサポートします。アッパー前足部において、柔らかいフィット&ボールタッチと、優れた保形性を、高いレベルで両立しているのがポイントです。
■安定感があり快適な履き心地
さらに、アッパーの中足部から踵(かかと)部には、軽くて丈夫なマイクロファイバー(人工皮革)を採用しています。ソールと一体化したヒールカウンターが組み合わさっていることで、中足部から踵(かかと)まで、足をしっかりとホールドしてくれる安定感も備わっています。柔らかなフィット感の中にも安定感があって、バランスのとれた履き心地を演出してくれるアッパー設計です。
アッパーのみならず、シュータンにもこだわりがあります。人工材をベースにして、表面にフィルム材を貼り合わせた薄型仕様のシュータンが採用されています。
シュータンは、足の甲部に接触するパーツで、そのシュータンが厚かったり硬かったりすると、足入れ感がイマイチに感じたり、足沿いがしっくりこなかったりする原因になってしまうものです。しかし、『DS LIGHT AVANTE』は、薄く柔らかなシュータンを新たに採用したことにより、足の甲部にフィットしてくれるようになっていて、快適な足入れ感・足沿いを生み出してくれます。
実際に履いてプレーしてみても、『DS LIGHT AVANTE』のフィット感と安定感のバランスは良好で、スパイクと足がしっかりとフィットしているため、シューズ内で足がブレにくいです。
また、ダッシュやキックの際にも、スパイクによる安定性を感じながら、思い切りプレーできます。履いていて違和感が少なく、軽くて安定感のあるスパイクというのは、日々ハードにプレーする部活プレイヤーにとっても心強い味方になってくれることでしょう。
アッパーが心地よくフィットしているのはもちろんのこと、薄く柔らかいシュータンも足の甲部に沿ってフィットしてくれます。快適な蹴り心地を実現しており、ボールを止める、蹴る、運ぶなどの基本動作をスムーズに行うことができる履き心地の良さは『DS LIGHT AVANTE』の魅力だと言えます。
■多様なグラウンドに対応、トップモデルと同じアウトソール
――DS LIGHT シリーズの良さが受け継がれている新スパイクということですね。アウトソールはどういった特長がありますか?
アウトソールには、トップモデルのスパイクである『DS LIGHT X-FLY 4』と同じ軽量ソールが採用されています。スパイクのアウトソールは、足の土台となって足を支える重要なパーツです。グラウンドでのグリップ性や走り心地にも直結してくるアウトソールを、トップモデルと同じにしているのは『DS LIGHT AVANTE』のコストパフォーマンスの良さを物語っています。『DS LIGHT AVANTE』という新スパイクを投入してきたアシックスの本気度を感じます。
この軽量ソールを採用したことによって片足重量約215g(26cm)という軽さを実現しながら、土グラウンド、人工芝、天然芝など、様々なグラウンドで安定したグリップ力を発揮してくれる丸型スタッドもポイントです。部活プレイヤーは普段は土グラウンドで練習していても、試合となれば人工芝や天然芝でプレーする機会もあります。様々なグラウンドで使用できるアシックススパイクのアウトソールは、頼もしい存在ですね。
加えて、中敷にもこだわっています。クッション性と反発性をあわせもつ、スピーバというクッション材をベースに、表面には滑りにくい素材を使用することで足がズレにくく、足裏のフィット性も良好な中敷に仕上がっています。
■フィット感に優れた部活プレーヤー向け勝負スパイク
――アッパーもソールも細かなパーツも、すべてこだわりのある設計になっているのですね。確かにアシックスの本気度を感じます。ちなみにトップモデルの『DS LIGHT X-FLY 4』との選び分けのポイントはどんなところになりますか?
『DS LIGHT X-FLY 4』はとにかくフィッティングにこだわるプレーヤー向けのスパイクです。アッパー全体が柔らかで、履き口の内部に起毛素材が採用されているため柔らかく、心地よいフィット感を得られるスパイクに仕上がっています。定価は税別18,000円でアシックスのスパイクの中では高価格なモデルですし、最もフィッティングに優れたスパイクが『DS LIGHT X-FLY 4』です。
一方、『DS LIGHT AVANTE』は定価が税別15,000円で『DS LIGHT X-FLY 4』よりもお手ごろな価格設定になっているのが大きなポイント! それでいてアッパーは『DS LIGHT AVANTE』ならではの、こだわりのある設計になっています。フィット感とホールド感のバランスも良くて、軽さもしっかりと実現されているコストパフォーマンス優秀なスパイクです。そういった点を踏まえながらあとはサッカーショップで両方とも試着して自分の足により合うDS LIGHT を選んでいくのがいいと思います。
――すごく楽しみなスパイクが出てきたなという印象です。『DS LIGHT AVANTE』はどんなプレーヤーにおすすめですか?
現状に満足することなく、常にレベルアップを目指すプレーヤーに是非履いてほしいスパイクです。試合用の勝負スパイクとして履くのがおすすめですね。みなさんも是非、店頭で『DS LIGHT AVANTE』をチェックしてみてください。
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Koheiプロフィール:
日本初のスパイクマイスター。日本全国の部活プレーヤーがサッカースパイク選びの参考にする「Kohei's BLOG」の運営者。これまでに1000足以上のスパイクを着用し、その最新情報や機能性を独自の視点で紹介している。国内でも有数のスパイク目利き力を持ち、プレーヤーの生の足を見れば、その人にマッチするスパイクが何かを見抜くことができる。身長180cm、体重72kg。ポジションはFW、ときどきMF。中学、高校、大学とサッカー部に所属し、現在も社会人チームでプレー。
今回、ゲキサカでおなじみのスパイクマイスターKohei氏にアシックスの新作スパイクの機能性を解説してもらった。
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■DS LIGHTシリーズから新たに生まれた部活プレイヤーのためのスパイク
今回の『DS LIGHT AVENTE』は今までのDS LIGHTシリーズで培った機能性やストロングポイントをうまく取り入れながら、DS LIGHT AVANTEならではの設計も組み合わせて、ラインナップに加わったのが第一のポイントになります。
今までは『DS LIGHT X-FLY 4』(税別18,000円)がトップモデルに位置し、『DS LIGHT 3』(税別13,000円)が部活プレイヤー向けのレギュラーモデルという位置付けでした。ここに『DS LIGHT AVANTE』(税別15,000円)が仲間入りしました。
DS LIGHTシリーズがより細分化し、部活プレイヤー一人一人の好みやこだわりに合ったスパイク選びがしやすくなりました。価格も、税別15,000円という中高生でも手に入れやすい設定になっていて、シリーズの中でもコストパフォーマンスが良い新スパイクが登場したと言えるでしょう。
■柔らかなフィット感とボールタッチを実現するアッパー
――なるほど、DS LIGHTシリーズが新しいラインナップ構成に進化したということですね。では、『DS LIGHT AVANTE』の機能上のポイントはどういったところになりますか?
まず、アッパー前足部にはステッチレスのプラチナムカンガルーレザーを採用しています。ステッチレスとは“縫い目が無い“という意味で、前足部のカンガルーレザー採用エリアにはステッチがありません。
ステッチがないことでカンガルーレザーの良さである柔軟性や足なじみの良さを高いレベルで発揮しつつ、内部に低硬度なフォーム材をフレーム状に内蔵することで優れた保形性やヘタりにくさも兼備しています。柔らかなフィット感を、より長く持続させることを可能にしているのです。
――前足部のボコッと盛り上がっているところにフォーム材が入っているのですか?
そうです! そこに低硬度なフォーム材がフレーム状に内蔵されています。このフォーム材は低硬度な素材なので、足先でボールタッチしたときにボールが足に吸い付くようなクッション感があり、柔らかなボールタッチもサポートします。アッパー前足部において、柔らかいフィット&ボールタッチと、優れた保形性を、高いレベルで両立しているのがポイントです。
■安定感があり快適な履き心地
さらに、アッパーの中足部から踵(かかと)部には、軽くて丈夫なマイクロファイバー(人工皮革)を採用しています。ソールと一体化したヒールカウンターが組み合わさっていることで、中足部から踵(かかと)まで、足をしっかりとホールドしてくれる安定感も備わっています。柔らかなフィット感の中にも安定感があって、バランスのとれた履き心地を演出してくれるアッパー設計です。
アッパーのみならず、シュータンにもこだわりがあります。人工材をベースにして、表面にフィルム材を貼り合わせた薄型仕様のシュータンが採用されています。
シュータンは、足の甲部に接触するパーツで、そのシュータンが厚かったり硬かったりすると、足入れ感がイマイチに感じたり、足沿いがしっくりこなかったりする原因になってしまうものです。しかし、『DS LIGHT AVANTE』は、薄く柔らかなシュータンを新たに採用したことにより、足の甲部にフィットしてくれるようになっていて、快適な足入れ感・足沿いを生み出してくれます。
実際に履いてプレーしてみても、『DS LIGHT AVANTE』のフィット感と安定感のバランスは良好で、スパイクと足がしっかりとフィットしているため、シューズ内で足がブレにくいです。
また、ダッシュやキックの際にも、スパイクによる安定性を感じながら、思い切りプレーできます。履いていて違和感が少なく、軽くて安定感のあるスパイクというのは、日々ハードにプレーする部活プレイヤーにとっても心強い味方になってくれることでしょう。
アッパーが心地よくフィットしているのはもちろんのこと、薄く柔らかいシュータンも足の甲部に沿ってフィットしてくれます。快適な蹴り心地を実現しており、ボールを止める、蹴る、運ぶなどの基本動作をスムーズに行うことができる履き心地の良さは『DS LIGHT AVANTE』の魅力だと言えます。
■多様なグラウンドに対応、トップモデルと同じアウトソール
――DS LIGHT シリーズの良さが受け継がれている新スパイクということですね。アウトソールはどういった特長がありますか?
アウトソールには、トップモデルのスパイクである『DS LIGHT X-FLY 4』と同じ軽量ソールが採用されています。スパイクのアウトソールは、足の土台となって足を支える重要なパーツです。グラウンドでのグリップ性や走り心地にも直結してくるアウトソールを、トップモデルと同じにしているのは『DS LIGHT AVANTE』のコストパフォーマンスの良さを物語っています。『DS LIGHT AVANTE』という新スパイクを投入してきたアシックスの本気度を感じます。
この軽量ソールを採用したことによって片足重量約215g(26cm)という軽さを実現しながら、土グラウンド、人工芝、天然芝など、様々なグラウンドで安定したグリップ力を発揮してくれる丸型スタッドもポイントです。部活プレイヤーは普段は土グラウンドで練習していても、試合となれば人工芝や天然芝でプレーする機会もあります。様々なグラウンドで使用できるアシックススパイクのアウトソールは、頼もしい存在ですね。
加えて、中敷にもこだわっています。クッション性と反発性をあわせもつ、スピーバというクッション材をベースに、表面には滑りにくい素材を使用することで足がズレにくく、足裏のフィット性も良好な中敷に仕上がっています。
■フィット感に優れた部活プレーヤー向け勝負スパイク
――アッパーもソールも細かなパーツも、すべてこだわりのある設計になっているのですね。確かにアシックスの本気度を感じます。ちなみにトップモデルの『DS LIGHT X-FLY 4』との選び分けのポイントはどんなところになりますか?
『DS LIGHT X-FLY 4』はとにかくフィッティングにこだわるプレーヤー向けのスパイクです。アッパー全体が柔らかで、履き口の内部に起毛素材が採用されているため柔らかく、心地よいフィット感を得られるスパイクに仕上がっています。定価は税別18,000円でアシックスのスパイクの中では高価格なモデルですし、最もフィッティングに優れたスパイクが『DS LIGHT X-FLY 4』です。
一方、『DS LIGHT AVANTE』は定価が税別15,000円で『DS LIGHT X-FLY 4』よりもお手ごろな価格設定になっているのが大きなポイント! それでいてアッパーは『DS LIGHT AVANTE』ならではの、こだわりのある設計になっています。フィット感とホールド感のバランスも良くて、軽さもしっかりと実現されているコストパフォーマンス優秀なスパイクです。そういった点を踏まえながらあとはサッカーショップで両方とも試着して自分の足により合うDS LIGHT を選んでいくのがいいと思います。
――すごく楽しみなスパイクが出てきたなという印象です。『DS LIGHT AVANTE』はどんなプレーヤーにおすすめですか?
現状に満足することなく、常にレベルアップを目指すプレーヤーに是非履いてほしいスパイクです。試合用の勝負スパイクとして履くのがおすすめですね。みなさんも是非、店頭で『DS LIGHT AVANTE』をチェックしてみてください。
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Koheiプロフィール:
日本初のスパイクマイスター。日本全国の部活プレーヤーがサッカースパイク選びの参考にする「Kohei's BLOG」の運営者。これまでに1000足以上のスパイクを着用し、その最新情報や機能性を独自の視点で紹介している。国内でも有数のスパイク目利き力を持ち、プレーヤーの生の足を見れば、その人にマッチするスパイクが何かを見抜くことができる。身長180cm、体重72kg。ポジションはFW、ときどきMF。中学、高校、大学とサッカー部に所属し、現在も社会人チームでプレー。