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長谷部誠がケインと圧巻マッチアップ!! 鎌田もフル出場のフランクフルト、難敵トッテナムとドロー

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FWハリー・ケインとDF長谷部誠がマッチアップ

[10.4 欧州CLグループD第3節 フランクフルト 0-0 トッテナム]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は4日、グループリーグ第3節を各地で行い、DF長谷部誠とMF鎌田大地所属のフランクフルト(ドイツ)がトッテナム(イングランド)と0-0で引き分けた。長谷部と鎌田は揃ってフル出場。とくに長谷部は試合を通じてFWハリー・ケインと見応えあるマッチアップを繰り広げ、無失点に大きく貢献した。

 ここまで1勝1敗のチーム同士の対決。3-4-2-1の布陣を敷くフランクフルトはMFマリオ・ゲッツェを負傷で欠く中、長谷部が3バックの中央、鎌田が左シャドーの位置で先発し、コメルツバンク・アレーナに強敵トッテナムを迎えた。

 試合は互いにミラーシステムを採用する中、オープンな展開で始まった。トッテナムがボールを握り、フランクフルトが受けるという構図。そして徐々にトッテナムがサイドを起点にチャンスをつくれるようになり、ゴール前のシーンを増やしていった。

 最初の決定機は前半12分、トッテナムは右サイドからのFKをMFロドリゴ・ベンタンクールが小さく出すと、FWソン・フンミンがカットインから左足で鋭いクロスボールを配球。だが、飛び込んだDFクリスティアン・ロメロとFWハリー・ケインはわずかに合わせられなかった。

 前半22分にはMFエメルソンの縦パスをFWリシャルリソンが右にはたき、スピードに乗って抜け出したソンのクロスにケインが反応したが、またしても合わせることができず。さらに同28分、今度はソンの縦パスを受けたケインが長谷部をターンでかわし、右足で振り向きざまに狙うも、これは左に外れていった。

 前半40分にも中央からの崩しで決定機。MFピエール・エミール・ホイビュアからの縦パスを受けたケインが長谷部を背負いながらフリックし、ソンが絶妙なタイミングで抜け出した。ところがこのシュートも枠外。フランクフルトはなんとか耐え抜いた形となり、0-0でハーフタイムを迎えた。

 それでも後半に入ると、フランクフルトが修正に成功し、5分にようやく決定機。MFジブリル・ソウからの浮き球パスにウイングバックのMFアンスガー・クナウフが飛び込み、ダイレクトでシュートを狙った。だが、これはGKウーゴ・ロリスがセーブ。直後には鎌田がドリブルで攻め込んで右足でフィニッシュを試みたが、FWランダル・コロ・ムアニに当たってしまった。

 さらに後半15分、フランクフルトは鎌田がロメロにハイプレッシャーをかけ、MFセバスティアン・ローデがベンタンクールからボールを奪うと、こぼれ球を拾ったFWイェスパー・リンドストロームがシュート。だが、この試合最大の決定機は枠の外。同17分には左サイドを破られ、MFイバン・ペリシッチにハイクロスを上げられたが、長谷部がリシャルリソンに倒されながらもクリアした。

 後半31分、左に開いてサイドチェンジを受けた鎌田が右に持ち出してシュートを狙うも、ふかして枠外。その後も両者譲らぬ攻防が続く中、同40分にはケインと長谷部が空中戦を繰り広げ、報復行為に出たケインにイエローカードが出された。そのまま試合はタイムアップ。勝ち点1を分け合う形に終わった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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