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京都内定の関学大FW木村勇大がハットトリック!大学日韓戦で全日本選抜が5発快勝!!

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ハットトリックを決めたFW木村勇大

[6.25 大学日韓定期戦 全日本5-0全韓国 レモンS]

 第19回大学日韓定期戦が25日、レモンガススタジアム平塚で行われ、全日本大学選抜が全韓国大学選抜に5-0で快勝した。

 新型コロナウイルスの蔓延のために中止となっていた大学日韓定期戦が韓国で行われた19年大会以来、3年ぶりに開催。19回目(2回中止)を迎える“伝統の一戦”だが、これまでの戦績も7勝7敗2分と互角。それもホームではどちらも負けなしと、ライバル心をむき出しにして戦ってきた歴史がある。

 そして日本開催となった今大会も、日本が早い時間に先制して試合を優位に進めた。前半11分、右サイドからDF奥田勇斗(桃山学院大3年=G大阪ユース)が強引な突破を図ると、こぼれ球に反応したDF中野就斗(桐蔭横浜大4年=桐生一高/広島内定)がゴール前にクロス。これは相手DFにカットされたが、こぼれたボールをMF齊藤聖七(流通経済大4年=清水ユース/清水内定)が左足で蹴り込んで、ゴールネットを揺らした。

 日本は前半19分にも先制点の場面と同じようなチャンス。今度は左サイドをオーバーラップしたDF三浦颯太(日本体育大4年=帝京高/甲府内定)のクロスからゴール前でこぼれ球が生まれると、詰めていたMF落合陸(東京国際大4年=柏U-18/柏内定)が反転シュート。しかしこれはカバーに入っていたDFチョ・ソングォンにかき出されて、追加点にはならなかった。

 ピンチらしいピンチもなく後半に折り返すと、11分にDF奥田勇斗(桃山学院大3年=G大阪ユース)の鋭い縦パスをFW木村勇大(関西学院大4年=大阪桐蔭高/京都内定)が絶妙なトラップで収めて前を向く。木村はGKも外して無人のゴールに流し込んで追加点を奪うと、直後の14分には入ったばかりのFW山田新(桐蔭横浜大4年=川崎U-18/川崎F内定)の左クロスをファーサイドで木村が頭で合わせて、リードを3点に広げた。

 そして後半27分、今度は右サイドを抜けた山田がゴール前に鋭くクロスを通すと、ファーサイドの木村まで届く。木村は難なく流し込んでハットトリックを達成。日韓定期戦のハットトリックは14年大会で関学の先輩、FW呉屋大翔(現大分)が決めて以来となった。

 押せ押せの日本。同30分にはMFオナイウ情滋(新潟医療福祉大4年=正智深谷高)の右クロスからチャンスが生まれると、山田が詰める。直前で相手DFに当たったことでタイミングが合わずに得点にはならなかったが、同37分、オナイウが蹴った右CKを三浦が頭で折り返す。これを山田が左足で押し込んで、決定的な5点目が決まった。

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