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[MOM824]法政大MF中川敦瑛(2年)_待望の今季初ゴール!復活の1G1A

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MF中川敦瑛

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.2 関東大学L1部第15節 法政大2-1拓殖大 レモンS]

 息苦しさを一気に解消させたかのような、待望の今季初ゴールになった。MF中川敦瑛(2年=横浜FCユース)も「監督からも足をどんどん振って行けと言われていた。今日は振って行こうと思ったので、決められて良かったです」と笑みをこぼした。

 法政大に先制点が決まったのは前半10分。右サイドを豪快に駆け上がったDFモヨマルコム強志(3年=東福岡高)のクロスに走り込んだ中川が左足ダイレクトで合わせる。さらに中川は同42分にも自陣から中央をドリブル突破。ゴール前まで運ぶと、スルーパスを通してMF中村翼(2年=横浜FMユース)の追加点をアシストした。

 楽しみにしていた一戦でもあった。相手の拓殖大のスタメンには、高校時代までを過ごしたMF安西晃輝(2年=横浜FCユース)がいた。「すごく楽しみだった。感慨深いものがあったし、やっていて楽しかった」と振り返る大学入学後の初対戦。自身の活躍で勝利をもぎ取ったこともあり、忘れられない思い出になったようだ。

 この試合をきっかけにチームも勢いに乗りたい。終盤戦を迎えようとしているリーグ戦だが、法大は現在、首位の明治大と勝ち点差10の4位。勝ち星を積み上げることで、明大にプレッシャーをかけ続けるしかない。中川も「残り8連勝すれば優勝の可能性は残っている」と気を引き締める。

 中川自身もここから上昇気流を掴みたい。「去年は何も考えずに出来ていたけど、今年はチームの事を思ってプレーすることに意識が行ってしまっていた。今日は無心というか、自分のやりたい感じでやろうと思っていた。結果として出たので、これからも続けていきたい」。悩みは晴れた。これからも自らの価値を示すことが、チームの勝利に繋がると信じてプレーしていく。

(取材・文 児玉幸洋)
●第96回関東大学L特集

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