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[関東]6試合で合計32得点、大味ゲーム多数…首位・明治が競り負け、王者・流経大は2週連続0-5大敗:第16節

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順天堂大はMF寺山翼の劇的弾で貴重な勝ち点1を獲得した

 9日に行われた関東大学サッカーリーグ1部は、6試合で合計32得点が決まったことから分かるように、大味な展開の試合が続出した。

 2位の勝ち点差8をつけて首位を快走していた明治大拓殖大と対戦。前半11分にMF熊取谷一星(2年=浜松開誠館高)のゴールで先制したが、FW三浦敏邦(2年=神戸U-18)にハットトリックを許すなどして、後半10分までに1-4と大逆転されてしまう。

 しかし明大は、後半29分のにMF松原亘紀(4年=大津高)が決めたゴールで反撃を開始すると、わずか11分間で4-4の振り出しに戻してみせる。だが後半アディショナルタイムに拓大はMF浅倉廉(3年=静岡学園高)のラストパスから、途中出場のFW酒匂駿太(2年=帝京長岡高)が劇的弾を沈めて勝ち切った。明大は後期初の黒星を喫した。

 そして明大以外の上位勢は勝ち点3を重ねて、勝ち点差を詰めることに成功した。2位の東京国際大筑波大に2-0で快勝。同勝ち点の3位・桐蔭横浜大流通経済大に5-0で大勝し、明大との勝ち点差は5に詰まった。

 一方で残留を争う下位の3チームは相変わらず苦しい戦いが続く。

 ただし最下位だった順天堂大は、国士舘大との打ち合いの末に4-4でドロー。1ビハインドの最終盤にゴール前で間接FKのチャンスを得ると、MF寺山翼(4年=FC東京U-18/FC東京内定)が突き刺した。

 勝ち点で並んでいた早稲田大が東洋大]に0-1で敗れたことで、順位を逆転。そして流経大が2週連続となる0-5での大敗を喫したことで、下位の順位は10位が流経大(勝ち点10)、11位が順大(同9)、最下位は早大(同8)となった。

 個人の得点王争いでは、PKを決めた東洋大のFW室井彗佑(4年=前橋育英高/大宮内定)が10得点に伸ばして首位をキープ。しかしハットトリックの拓大FW三浦が9得点に伸ばして一気に接近。上位の2人が、桐蔭大のFW山田新(4年=川崎U-18/川崎F内定)ら4人が6得点で追う3位グループを引き離している。

国士舘大 4-4 順天堂大
[国]{{古川真人2(40分、63分)、高橋尚紀(45分+5)、布施谷翔(70分)
[順]寺山翼2(6分、90分+7)、塩浜遼2(18分、58分)

東京国際大 2-0 筑波大
[東]竹間永和(40分)、佐川洸介(51分)

法政大 4-3 駒澤大
[法]久保征一郎(33分)、モヨマルコム強志2(69分、79分)、石井稜真(90分+2)
[駒]小島心都2(6分、81分)、松本ケンチザンガ(60分)

東洋大 1-0 早稲田大
[東]室井彗佑(74分)

明治大 4-5 拓殖大
[明]熊取谷一星(11分)、松原亘紀(74分)、林晴己(83分)、中村草太(85分)
[拓]三浦敏邦3(18分、24分、55分)、加藤悠馬(41分)、酒匂駿太(90分+4)

桐蔭横浜大 5-0 流通経済大
[桐]寺沼星文2(13分、21分)、楠大樹(30分)、水野颯太(47分)、笠井佳祐(75分)

●第96回関東大学L特集

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