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[関東]苦戦続く順天堂大、最下位抜け出せず…週刊誌報道も「気にせず試合に集中」

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[10.16 関東大学L1部第18節 明治大2-1順天堂大]

 順天堂大は2連敗を喫し、最下位を脱出することは出来なかった。

 首位・明治大を相手にした順大は、前半8分にオウンゴールで失点。同19分に右クロスに飛び込んだFW塩浜遼(4年=静岡学園高)のゴールで同点に追いついたが、後半24分に決勝点を許した。

 ここまでわずかに2勝。後期に入ってからは唯一の未勝利チームになってしまっている。ただし主将MF寺山翼(4年=FC東京U-18/FC東京)が「不幸中の幸い」と話したように、残留を争う下位3チームは揃って敗戦。9位の駒澤大も敗れたことで、完全な残留圏との差も広がることはなかった。

 順大は先日の一部週刊誌の報道により、堀池巧監督の部員へのパワーハラスメント疑惑が発覚。大学側が調査に乗り出す事態に発展している。激震が走っていることは事実。前代未聞の苦難を乗り越えなければならない。

 しかし代わって指揮を執る刀野真一コーチは堀池監督について、「大学側が話をしていると思う」と話すにとどめると、「私たちは選手を試合に集中させることが全て。監督不在ということではなくて、最下位から脱出する。そこに集中して取り組みたい」と強調する。

 寺山も「どんな状況であれ試合は来るので、目の前の試合に向けて準備をすることを忘れてはいけない」とすると、「気にせず試合に集中したい」と次なる戦いに目を向けた。

(取材・文 児玉幸洋)
●第96回関東大学L特集

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