beacon

[関東]昨季インカレ覇者駒澤大が2部降格、主将の熊本内定DF相澤「年間を通しての弱さ、甘さが出た」…来季は駒大、順大、早大が2部へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

[11.26 関東大学L1部参入プレーオフ決定戦 駒澤大0-5東海大 味フィ西]

 1部残留を目指した駒澤大だったが、東海大に0-5で完敗。来季、10年ぶりに2部リーグを戦うことが決まった。来季は駒大の他、順天堂大と早稲田大が2部リーグに降格。2部からは東海大とともに、中央大と日本大が1部に昇格する。

 秋田浩一監督も「完敗です」とため息をつくしかなかった。試合の総シュート数こそ11対11だったが、印象的にも東海大と互角だったと感じさせることはなかった。

 昨年度の駒大は、2006年以来となる7度目の大学選手権(インカレ)を優勝。しかし主力に4年生が多かったことで、今年のチームは経験の浅さが懸念されていた。

 ただ秋田監督によると、「力的にはそこまで変わらなかった。むしろ今年の選手の方がサッカーのレベルは高かった」という。しかし「その分学生らしさが去年の方があった」とも語る。

 すぐに来季の戦いに頭を切り替えることは難しいと話すも、「ガツンとやられたので、本人たちがどう思ってやるのか、諦めるのか。それは逆に楽しみ。やるか、やらないか、だと思います」と学生の奮起を期待する。

 主将DF相澤佑哉(4年=熊本ユース/熊本内定)は「この1年間を通しての弱さ、甘さが出た試合かなと思います」と唇と噛む。「自分自身も甘かったですが、もっともっとやれたことはあった」と最後までチームにあった緩さを引き締められなかったことを悔やむ。

 自身は来季より高校時代までを過ごしたロアッソ熊本に戻ってプロ生活をスタートさせるが、「自分はもっと厳しい世界に行くので、もっと覚悟を持ってやらないといけない。もう負けたくないなと思います」とこの経験を糧にすることを誓った。

(取材・文 児玉幸洋)
●第96回関東大学L特集

TOP