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[コマスポ]駒大は執念ドロー。インカレあきらめん!

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[10.17 関東大学1部第17節 明大1-1駒大 川口]

明大1―1(前半0-0)駒大
<得点者>()はアシスト
79分:[明]三田
85分:[駒]那倉(三島)

 第83回関東大学サッカーリーグ1部は17日、埼玉・川口市青木町総合運動場で2位の明大と5位の駒大が対戦し、1-1で引き分けた。

 駒大は出場停止の山中淳樹に代わり金久保彩がスタメンに。そして「試合に飢えていた」と語った主将の中山友規が出場停止が明けてCBで先発した。

 開始直後から明大の細かいパス回しに前線の選手が激しいプレスで応戦。相手のミスを誘い、序盤は駒大のペースで進んだ。しかし、両サイドから監督の求める早いクロスの精度に欠き、チャンスを生かせない。逆に中盤から終了までは、明治がゴール前へ迫り駒大ゴールに迫るが、こちらもあと一歩決め切れず前半を終了する。

 後半になると、シュートチャンスが増え、試合は次第に慌しくなる。だが、お互い決定力に精彩を欠いた。

 試合が動いたのは79分だ。「(相手が)今まで細かくつないできた所で急に長いパスが入り、(相手と)同数になってしまった。シュートがうまかったので仕方ない」と秋田監督が振り返ったように、一瞬の判断ミスで明大の三田啓貴に先制を許してしまう。

 何としても勝ちたい駒大は81分、佐藤佳成に代わり那倉夢人を投入。この采配が的中する。85分、前線の三島康平の頭での反らしに反応した那倉が、ミドルシュート。そのままゴール左隅に吸い込まれ同点に追いついた。

 那倉は前期リーグ3節以降、出場機会がなくなり苦しい日々を過ごした。チームの危機を救った那倉は「(点を取れたことについては)嬉しいけど、チームが勝てなかったので100%喜べない」と自分の結果でなく、チームの結果を最優先に答えた。

 得点後は駒大が猛攻を仕掛けるもあと一歩届かずにこのまま終了。勝ち点1を分け合い、駒大にとって上位に近づくチャンスを逃したゲームとなった。秋田監督は次節について「負けると(インカレが)きつくなるので、とにかく勝ちにこだわる」と宣言。那倉は「とにかく全部勝ってインカレに行く」と前を向いた。リーグ戦は終盤に向かっていく苦しい時期だが、駒大はまだまだインカレのみを見つめている。

<写真>同点ゴールを決めた那倉

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(文 駒大スポーツ・東條貴史)
(写真 同・吉田拓矢)

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