第83回関東大学サッカーリーグ1部・後期第18節は24日、さいたまスタジアム2002第3グラウンドで午後1時50分から、中大-駒大が行われる。

　17日の明大戦は、79分に先制される苦しい展開の中、85分、4年生の那倉夢人の同点ゴールで何とか勝ち点1を獲得した。明大に続き中大も今節2位と好調で、激しい戦いが予想される。

　中大2位の原動力となっているのは、得点ランク1位の鈴木寛一、アシストランク1位の村田翔だろう。このチームほど「得点=結果」を体現しているチームは1部にはいないといえる。

　対する駒大はここまで大きな怪我人もなくやってきていたが、今週は大ピンチである。ここまでリーグ戦フル出場を果たしていたGK岡大生がインフルエンザを発症。欠場が濃厚である。

　そこで、その代役として挙がっているのが4年生の板倉健太である。板倉は小中学校を横浜F・マリノスの下部組織で過ごし、高校時代は川崎Fユースで木村祐志とともに全国大会出場を果たしている。ここまで怪我や岡の成長などで試合と縁がなかった板倉。20日の練習後のインタビューでは「やっぱり岡じゃなきゃだめだ、と言われないようにやっていきたい」と気合は十分だ。

　今節は、インカレ出場園内の4位を狙う駒大にとって、是が非でも落とせない1戦だ。だがこの大ピンチも板倉のファインセーブで勝ち点3を引き寄せるだろう。

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(文 駒大スポーツ・東條貴史)

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