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[コマスポ]福岡大戦プレビュー。大学生A代表・永井を封じて国立へ!

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夢の国立へ-。「永井を止めろ!」

 第58回全日本大学サッカー選手権の準決勝は12月26日、平塚競技場で午前11時30分から駒澤大学と福岡大学が対戦する。

 2回戦の関学大戦を劇的な勝利でベスト4入り。勢いそのままに決勝の舞台を賭けて対戦するのは、総理大臣杯、九州大学リーグ2冠を達成している九州の雄、福岡大学である。準々決勝では前回の覇者中央大学を延長戦の末破っている難敵だ。

 要注意人物は、来月6日に行われるアジア杯予選イエメン戦のメンバーとして、大学生ながら18年ぶりにA代表に選出されたFW永井謙佑である。50mを5秒8で駆け抜ける脅威のスピードには細心の注意が必要だ。前を向き、ドリブルさせてしまった時には失点のリスクが一気に上がることは間違いない。

 その他にも抜群のテクニックと高精度のFKでチャンスを演出するMF末吉隼人や1年生ながらに右サイドから抜群の突破力を見せるMF岸田翔平も侮れない。とにかく攻撃陣はタレントが豊富で、永井だけでなくどこからでもゴールを奪う破壊力がある。

 駒大の勝利のためには、この攻撃をどう封じていくのかがカギになりそうだ。そこで一番重要なのがやはり永井を本来のリズムに乗せないことである。

 24日の練習では、「永井対策」ともいえる練習を敢行した。永井は1トップ時ではボールを受けるために広く動く。それを見据えた練習と2トップの場合を想定した練習を行った。時には秋田浩一監督は声を大にする場面も見られ、良い緊張感を持って練習メニューを消化した。

 またルーズボールの処理をいつも以上に精度をあげて行い、バウンドする前にクリアできれば永井のスピードも生きることはない。セカンドボールをどれだけボランチの金正也と笠井雄太が拾い勝てるかも勝敗を大きく左右しそうだ。何としても、持ち味のフィジカルを活かして競り勝ち、エース三島康平、好調の山崎健太へつなぎたい。

 あと1歩まで近づいた夢の舞台。だが福岡大の壁は高い。場合によっては関学大戦のように打ち合いも予想される。だが、永井を止めれば夢の舞台に大きく近づく。果たして2年ぶりの国立へ-「駒」を進められるか?

(文 駒大スポーツ・田中幸生)

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