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[大学MOM56]東海・北信越DF森本良(3年=中京大)_絶対の信頼置かれた大会MVP

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[大学サッカーマン・オブ・ザ・マッチ]
[3.7 デンソーカップチャレンジ決勝 東海・北信越 2-0 中国・四国]

 優勝した東海・北信越大学選抜の5得点のうち3得点がCKからの得点。うち2点がDF森本良(中京大3年=名古屋U18)によるものだ。

 もともとへディングには自信があったが、セットプレーを大切にするというチームの考え方に「ここがアピールの場」と感じだという。その結果は言うまでもない。むろん、本来の役割であるディフェンス面での安定感も特筆に値する。
 もともと1対1の強さには定評があったが、今大会ではFWとの駆け引きやDFライン全体の連携といった部分がブラッシュアップされた。大会MVPも納得の結果だが、本人は「選ばれたのはうれしいが、個人というよりはチームとして評価されたものだと思う。これで満足したくはない」と言う。

 選抜では、2泊3日間という短い合宿期間の中で「改めてコミュニケーションを密にすることの大切さを実感した」と言う。小松崎監督に「(中田との)2枚のセンターバックがしっかりしていれば、チームは落ち着く」と絶対の信頼を置かれたのは、技術的な部分だけではなく、そうした意識の持ち方による変化も大きかったのかもしれない。

 昨年のユニバシアード・ベオグラード大会で全日本大学選抜に選ばれるも、控えメンバーに甘んじた。昨年の大学日韓戦での出場時間はわずか10分弱。そのくやしさをバネに、今年の日韓戦では韓国のタフな攻撃をいかに抑えるかに注目したい。

(取材・文 飯嶋玲子)

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