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[コマスポ]駒大、課題克服で勝利なるか。U19碓井の出欠は?

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-不安要素を払拭し、勝利目指す-

 第84回関東大学サッカーリーグ1部第3節は25日、多摩市立陸上競技場で午後1時50分から駒大-拓大が行われる。重要な開幕3戦のラストを駒大は良い形で勝利し、GW連戦に突入できるか。

 よくサッカーの世界では「開幕3戦が重要」と言われている。開幕3連勝がベストなのは言うまでもない。しかし、駒大は開幕連勝を逃し、前節の法大戦で攻守面の両方で課題を露呈した。

 攻撃面ではメンタルの部分。「追いつこうと思ってから(いつものように)やれるようではダメ」と秋田監督は、法大戦後振り返った。選手からも敗戦の試合後には「90分間、駒大サッカーができなかった」と1人は口にする。「駒大サッカー」と我々はよく使うが、「絶対負けないという強い気持ちを持って、監督のコンセプトを忠実に90分間し続ける」という一言に集約できるだろう。

 今の駒大には1人で勝負を決めるようなスーパーな選手はいない。試合に出ている全ての選手たちが長短のパスを織り交ぜた縦に早い「駒大サッカー」を毎試合行うことが求められる。

 それに対し、攻撃面以上に深刻なのが守備陣。開幕戦の筑波大戦では、無失点ゲームを披露し今季も好調かと思わせたが、前節は2失点で逆転負け。一転、不安要素になった。その現状を秋田監督は「両サイドウイングハーフが守備の時、もう少し中に絞ってきて、SBと連携を取らなければいけない」と話した。

 実際、法大戦は左サイドの金久保彩濱田宙のサイドを使われて攻められた時間が多かった。失点をしなければ、負けはないのでまずは、守備陣の立て直しが急務になる。

 今節の駒大は、MFのルーキー碓井鉄平が25日から行われるU-19代表のトレーニングキャンプに参加するため、出場が危ぶまれる。今年の駒大に変化を与えている選手なので、碓井の欠場は駒大にとって大きな痛手になることは間違いないだろう。さらに、前節でMF湯澤洋介が負傷。バックアップの面でも不安要素が残る。

 対する拓大だが、創部以来初の1部昇格を果たした。今季は、昨季エースとして君臨していた小林悠(現川崎)が抜け、ここまで0勝2敗と1部の洗礼を浴びてしまっている結果になっている。開幕3戦目でそろそろ勝利を望んでいるはずだ。長く1部で戦い、「名門」と言われる駒大としては、格の違いを見せつけたいところだ。

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(文・駒大スポーツ 東條貴史)

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