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[コマスポ]駒大-順大戦プレビュー。強行日程を魂で乗り切れ!

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-連戦のなか、上位追撃の3連勝なるか?-

 関東大学サッカーリーグ1部は4日に第5節2日目が行われ、東京・駒沢陸上競技場では午後1時50分から、駒大と順天堂大が対決する。

 前節ではそれまでの低調なパフォーマンスから一転して好プレーを連発し、上位対決に完勝した駒大。後半早々に退場者を出しながらも、「逆に守ってカウンターという形がより明確になった」(金正也主将)ことで、持ち前の縦に速い攻撃が機能し、慶大をねじ伏せた。今季初スタメンのDF山崎絋吉も「今季で一番よかったんじゃないかと思う」と振り返る好ゲームでリーグ3位に躍り出た。

 第5節の相手は昨季2部優勝の順天大。昇格組ではあるが、流経大に3‐3で引き分けるなどその実力は上位クラス。駒大とは昨年の総理大臣杯予選で対戦しており、この試合では辛くもPKで駒大が勝利している。しかし、速いパス回しとピッチをワイドに使う攻撃に苦しめられ、最後までどちらが勝ってもおかしくないゲームであった。

 高精度のキックで昨年チームの高円宮杯制覇に貢献したMF天野純(=横浜FMユース出身)や元湘南のMF原田開ら即戦力ルーキーを加えた今季は、昨年よりさらにスケールアップしていると見て間違いない。これに関東大学選抜Bに選出されているFW岡本達也を加えた攻撃陣には細心の注意が必要だ。

 その一方で、前節では国士館大に逆転負け、流経大戦でも3点差を追いつかれるなど戦いぶりは安定しておらず、好不調の波は大きいと見える。今季、湘南の特別指定を受けた正GK松本拓也が不在の守備陣は4試合で6失点。ここに付け入る隙がありそうだ。

 駒大としては、まずは粘り強い守備から自分たちのリズムに持ち込みたい。ここまでの4試合全てで先制しており、勝利した3試合は完封と、守備がきちんと機能すれば勝ちきれることはすでに実証済み。CBの林堂眞とボランチの金を中心とした守備陣の奮起が、駒大勝利の絶対条件と言えるだろう。

 開幕から4戦連発と絶好調のMF金久保彩や前節待望の初ゴールを挙げたFW棗佑喜ら攻撃陣の爆発にも期待がかかる。ここまでの全7得点のうち5点(PKの2得点含む)を叩き出し、「(得点が)期待出来る」と秋田浩一監督も自信を持つセットプレーには、特に注目したいところだ。

 第3節の拓殖大戦から中3日、中4日、中3日と続く過密日程の真ん中にあたる試合で、精神的にも、肉体的にも苦しくなってくることが予想されるが、次節の会場は本学の隣に位置する“ホーム”駒沢陸上競技場。負けるわけにはいかない。3位という好位置からさらに上位へという意味でも、是が非でも勝ち点3を奪いたい。気持ちを前面に押し出す“駒大サッカー”を徹底し、「駒大魂」を見せ付けられるか。

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(文・駒大スポーツ 近藤信太郎)

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