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[コマスポ]駒大、国士舘大戦プレビュー。ルーキーと守備の要に期待

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=攻守両面で圧倒し、4連勝目指す!=

 第84回関東大学サッカーリーグ第6節は9日、駒大-国士大が午後1時50分から西が丘サッカー場で行われる。3節の拓殖大戦からここまで3連勝と勢いに乗る駒大は、首位の明治大と勝ち点1差の2位。今節の対戦相手5位の国士大にもきっちり勝利し、勝ち点3をもぎ取りたいところである。

 駒大の鍵を握る働きが期待されるのは、前節の順大戦でリーグ戦初ゴールを挙げたFWの山本大貴と、5試合中4試合を無失点に抑えているDF陣の中心、林堂眞だ。

 3節の拓殖大戦から今節までスタメン出場を続けている山本は、試合を重ねるごとに自分のやるべき仕事を理解し、実行に移す姿勢が見て取れ、前節ではそれが顕著にあらわれていた。2トップのパートナーを組む棗佑喜の競り合いから生じたこぼれ球を献身的に拾い、質の高いチャンスメイクを繰り返した。また決勝点のシーンもそうだったが、独特のボールタッチで相手DFのプレッシャーを外し、変則的なタイミングで放たれるシュートは相手の脅威になることは間違いないだろう。

 一方、DF面ではここまで林堂が中心的存在といっていいだろう。5節を終えた現在まで空中戦では圧倒的な強さを誇り、ラインの統率に関しても問題ない。特にゴール前では、相手FWがシュートモーションに入る前に絡み付くようなDFでプレーする自由を奪い決定的な仕事をさせないDFを続けている。

 4節の3-0で勝利した慶大戦でも、退場者を出し猛攻を受ける苦しい試合展開が長く続くも、体を投げ出す泥臭い守備を徹底。後半はその甲斐あって、相手のシュートを0に抑える驚異的なDFを披露した。また林堂の優れている点は本業の守備だけではなく、CBの選手とは思えない高精度のキックにもある。ハーフライン付近からのFKは殆どこの林堂が担当し、ライナー性のボールを前線目掛け蹴り込み、競り合いを制し中に折り返すことができれば一発でゴールに結びつくというシーンを数多く演出している。このキックは是非とも注目である。

 対戦する国士舘大については、ここまで明治大などの強豪相手に好ゲームを演じているだけに決してあなどってはいけない相手と考えていいだろう。要注意人物を挙げるとすればMFの蓮沼優。高いテクニックを武器にサイドで攻撃の起点となる存在なだけに、駒大DF陣は堅実に対応したいところだ。

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(文 駒大スポーツ・田中幸生)

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