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[ケイスポ]慶大、拓大戦プレビュー「サイド攻撃の復権に期待」

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]

 第84回関東大学サッカー1部リーグ、前節で連敗を食い止めた慶應義塾大。9日の拓殖大戦では3戦ぶりの勝ち点3が欲しい。

 4-3-3システムを後半から4-5-1へ変更し、一気に攻勢に転じた法政大戦。だが、イ・ウヨン監督いわく、あくまで「今季は3ボランチ」。主将のDF三上佳貴(4年=藤枝東高)も、前半押し込まれたのは、「フォーメーションが全てではなくて意識の問題」とのこと。彼らの言葉から察するに、次節も布陣は変わらず4-3-3か。

 となると、鍵を握るのは3ボランチだ。前節、中央ボランチのMF大塚尚毅(3年=滝川二高)が前半で交代し、後半は1年生のMF松下純土(國學院久我山高)が出場した。しかし、前半の劣勢を大塚だけの責任にするのは早計だ。確かにポジショニングや運動量で改善すべき点はあった。だが、より気になったのは、ボランチ3枚の横への間延び。それにより、中央に出来たスペースを法大・高橋龍太郎(3年=桐光学園高)にうまく使われた。

 元々、3ボランチの目的はSBのオーバーラップの活性化。それだけにボランチがSH化してしまうと、サイドが詰まる印象がある。そのため、拓大戦では個々のポジショニングの修正と、強みであるサイド攻撃の復権に期待がかかる。

 対する拓大は、未だリーグ戦未勝利。「決して弱いチームじゃない」とイ・ウヨン監督は評するが、初勝利を献上するわけにはいかない。DF笠松亮太(3年=東京Vユース)が口にする課題「パスの質、ラストパスの精度」など、細かな部分を改善し、勝ち点3引き寄せたい。

(取材・文 慶應スポーツ新聞会)


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