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[コマスポ]駒大、神大戦プレビュー。好調・金久保の再爆発がカギ

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-上位争いへのリスタート。勝ち点3を-

 第84回関東大学サッカーリーグ1部第7節は15日、午後1時50分から県立保土ヶ谷公園サッカー場で駒大-神大が対戦する。前節国士大に完敗し、連勝がストップした駒大としては、是が非でも勝って悪い流れを断ち切りたいところだ。

 国士大戦では、「碓井鉄平が前に行ってしまうので、その後ろを使われてしまった」(秋田浩一監督)ことで、相手の攻撃に振り回され、それまで5試合でわずか1失点だった堅守が粉砕されてしまった。攻撃でもFWにボールが収まらず、シュート数も相手の約3分の1という苦戦ぶり。前節での教訓を糧に、次節は勝ち点3を奪って再出発としたいところだ。

 7節の相手は、現在8位につける神大。三平和司(現湘南)、藤川祐司(現水戸)を擁した昨シーズンとは異なり、スペシャルな選手はいないものの、チームとして徐々に固まってきているようで、もはや伝統とも言える堅守で最近3試合は負けなし(2勝1分)。前節では1人少なくなった流経大から3点を奪うなど、勢いに乗っている。

 昨季の対戦成績を見ると、駒大が2勝と数字上は駒大有利に傾いている。堅い守備からのカウンターと、両者は似通ったスタイルを貫いており、相手の守備組織をいかに崩せるかが勝敗の分かれ目となりそうだ。

 神大攻略の鍵を握りそうなのは、MF金久保彩とDF林堂眞。前節ではなかなかボールに絡めず、“消えて”いる時間が長かった金久保だが、両サイドを基点に攻撃を展開する駒大において、彼の存在は不可欠。チームの全8得点のうち、6点は金久保が絡んでいるだけに、彼の活躍に期待したい。

 一方、レギュラーが流動的なCBにおいて、唯一開幕からスタメンの座を得ている林堂は、DFリーダーとして守備の要を担っている。国士大戦では引きすぎて相手を自由にさせてしまったが、堅守を取り戻すためには彼が後方から守備を動かす必要がある。統率力を発揮できるか、注目したい。

 「優勝するためには勝つしかない」と敗戦直後も語気を強めた金正也主将。完敗直後の1戦だけに、その戦い方が今後を左右するだろう。上位に再浮上するためにも、内容の伴った勝利に期待したい。強いメンタリティで勝ち点3を奪えるか。

(文 駒大スポーツ・近藤信太郎)

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