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[総理大臣杯]“脱・永井”福大が全国連覇へまずは予選突破(福岡大vs福岡教育大)

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[6.11 総理大臣杯九州予選準決勝 福岡大 3-1 福岡教育大 博多の森]

 昨年の総理大臣杯日本一チーム、福岡大が全国大会出場権を獲得した。第34回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントの予選を兼ねた九州大学サッカートーナメント準決勝で福岡教育大と対戦した福大は3-1で勝利。連続日本一へ第一関門を突破した。

 「脱・永井のサッカーをする」。福大・乾真寛監督が宣言して臨んだ予選の大一番。W杯日本代表のサポートメンバーとして南アフリカに滞在中のエースFW永井謙佑(4年=九州国際大付高)が不在というハンデがあった福大だが、今大会4得点のFW田中智大(2年=福岡U-18)やU-19日本代表MF清武功暉(2年=大分U-18)、そしてスーパーサブながらもリーグ戦10得点(6試合)で得点ランキング首位に立つFW石津大介(3年=福岡大大濠高)らによる攻撃陣が全国切符をもぎ取った。

 立ち上がりからアグレッシブに挑みかかってきた福教大に対し、「前から来るのは分かっていた」(乾監督)福大は前半13分、この日先発出場した石津が先制ゴール。さらにMF黒木恭平(3年=専大玉名高)が加点し2点リードとする。福教大MF西岡大輝(4年=東海大五高)にPKを決められて1点差とされたが、後半立ち上がりにMF長谷慎司(3年=国見高)のラストパスを再び石津が決めて突き放した。期待に応えた石津は「九産との準々決勝で得点できなかった。きょうは役割を果たせてうれしい」。

 永井不在を感じさせない強さで全国切符を勝ち取った福大。永井が総理大臣杯に出場できるかどうかはW杯を戦う日本代表の成績次第のために計算は立たないが、「全国大会で得点王になる」と意気込む石津ら絶好調の攻撃陣、その戦力にはエース不在を乗り越えるだけの強さがある。

(FBN)

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