beacon

[ケイスポ]慶應義塾大、中央大戦後コメント

このエントリーをはてなブックマークに追加

[慶應スポーツ ゲキサカ版]
[6.12 関東大学1部第10節 慶應義塾大 1-2 中央大 西が丘]

 第84回関東大学サッカー1部リーグ第10節が12日、西が丘サッカー場などで行われ、慶應義塾大は前週に総理大臣杯関東代表決定戦にて勝利した中央大に1-2で敗れ、中大にリベンジを許す形となった。以下、試合後の慶大監督・選手コメント

●イ・ウヨン監督
「相手も力があるし、2回連続で負けたくないということもあったと思う。先制点をいい時間帯でとったんですけど、後半立ち上がりにやられてしまってもったいなかった」

―今の課題は?
「切り替えやこぼれ球への意識ですね。そういう所は相手に比べてまだまだ弱かった」

―敗因は?
「向こうの方が勝ちたいという気持ちが強くかったと思う。例えば10センチでも20センチでも足を出そうとか、競り負けないとか、切り替えを早くしようとか、そういった基本的な所が相手の方が上だった。後半立ち上がり回されて、そこで裏を取られて失点してしまった。1分、2分も経ってなかったので、それが1番もったいなかった」

―後半チャンスが少なかったが、それは中大の守備が良かったのか、慶大のサッカーが出来なかったのか?
「うちが回されたんです。後半に入って中盤のマークが甘くなった」

―相手の2トップのポストプレーに苦しんだが?
「そうですね、相手のFWは選抜にも選ばれているトップレベルの選手で、抑えられればうちが勝つし、出来なかったらああいう風に失点してしまう」

―前の試合との違いこの前は
「こぼれ球も拾えていたし、切り替えもうちの方が早かった。まあそういったところだと思います。1-1で折り返しての後半の立ち上がり。これが一番大きかったと思います。パーンと相手の方に流れが行ってしまったので」

―次節への意気込み
「次負けてしまうと、下も見えてくるので。いくら総理大臣杯に出ることが決まっていても落ちてしまっては意味がない。早慶戦もあるし7月にも試合があるので、来週の試合は大事になってくると思います」

●DF三上佳貴主将(4年=藤枝東高)
―試合を振り返って
「この1週間は、先週ああいう形で中央に勝てて、そのあとの試合ということで自分たちの本当の実力が問われる試合だよ、ということをずっと言ってきて、それでまあ結果こういう試合になってしまったので、まだまだ実力が足りないな、というのを実感しました」

―敗因は
「色々あると思うんですけど、ある程度先週は出来ていたセカンドボールの部分だったり、球際しっかりいくことだったり、というのが少しずつ甘くなってしまって、五分五分のボールを相手ボールにされてしまうことが多かったことが苦しくなったのが原因かなと思います」

―運動量が落ち、相手FWのポストプレーに苦しんだが
「DFラインが上げたいときにプレスが掛からなかったり、プレスにいけないからDFラインが下がってしまったりと、そういう悪循環があったと思うので、DFラインを上げたい時はしっかりボールにいかせるというのを徹底するのと、あと中央は2列目から飛び出してくる選手が多かったので、それを全然捕まえられなかったなと思います」

―攻撃の形を作れなかったが
「いい時は出したら動くというのが徹底出来ていて、ボールを持った人に対してパスコースがたくさん作れる時がいい攻撃が出来ている時だと思うんですけど、今日は全体的に足が止まっていたかなという感じです」

―一旦悪いリズムになるとそれを引きずってしまう所があるが
「一人ひとりが点を取られた時とかに落ち込まないで、今までやってきたことを続けられるかにかかっていると思う。自分は後ろからよく見えている立場だと思うので、全体にそういうことを言っていけたらいいなとは思うんですけど。最終的には一人ひとりの部分だと思うので、そこは練習からやっていければいいなと思います」

―次節は早慶戦前最後のリーグ戦だが
「早慶戦もあるんですけど、それは全く考えずに、本当に次負けてしまったら4勝6敗という形になってしまうし、非常にリーグ戦も苦しくなってきて、下も見えてしまうので、先のことは考えずに次勝つことだけを考えてやりたいと思います」

●MF加美義人副将(4年=済美高)
「やっぱり気持ちで負けていたというのが一番大きいかなと思います。先制点を取って、受け身になってしまったというか、そこで出だしとかセカンドボールとかをやりきれなかった部分があって。そこはやっぱり、反省点かなと思います」

―リードされると弱いという今年のクセみたいなものについては
「本当に時間、2点目をとられてから時間があったので、そこで本当にうまいことやれればよかったんですけれど、全然前に前に行ってしまった部分もあるし、攻撃全体の意思がバラバラというところもあったと思いますし」

―どういう二つのベクトルでバラバラに
「やっぱり前半はロングボールが多くて、で終盤になったら足元足元ばかりになってしまったというところがあって。交代した選手とはじめからいた選手で共通の意識を持つことができればよかった」

―ではそのために何をしていくべきだと
「今日に関してはセカンドボールを拾われたというところが大きかったと思うし、前にロングボールを蹴らせてしまった部分もあったし、そういうつなぎの部分をまず直していくというところと、あとはその攻撃の組み立てで、途中から入った選手を含め、自分たちのスタイルを変えないというか。そこを改善していく」

―ちなみに、今目指しているスタイルはどちらか
「やっぱり今は、しっかり足元つないで、崩していくスタイルですね」

―次節にむけて
「本当に前期ラストの試合ということで、ここで勝つか負けるかというところで本当に大きな違いが出ると思うので、本当に全力でチーム一丸となって勝てるように戦いたいと思います」

●DF笠松亮太副将(3年=東京Vユース)
「この前、総理大臣杯の予選でも戦って、今週も戦う。そういう意味では今日こそ本当の実力を問われる試合だったと思うんですけれど、今日の結果に現れてしまったように、まだ自分たちの力が足りなかったし、本当に準備の段階からゆるくなっていた部分があると思うので、もう一回引き締めないと。目標の4位以内という結果に入れないですし、このままじゃ全国でも戦えないというイメージです」

―気持ちのほうが問題なんでしょうか
「そうですね、この間勝てたときは、基本的にセカンドボールでうちが優勢に立っていたんですが、今回はほとんど相手に拾われてしまったり、という風に試合で負けていた部分を考えると、技術もですがそういう部分が大きいかなと思います」

―では、セカンドボールを拾えなかった理由は
「やっぱりセカンドボールを拾えるというのは、気持ち、そして予測できるか、その上で気持ちが前に出るか、1、2メートルの距離で足がだせるか、そういう相手に勝ちたいという気持ちが半分くらいを占めると思うので、そこで劣っていたかなというのはあります」

―また今日は注意しなくてはといっていた頭の時間の失点もありました
「そこは本当に集中すべき部分で、後半の立ち上がりでプレスかからない時間帯にラインを上げてしまったところを、2列目から飛び出してくる相手にやられてしまったというのが個人としてもあるので。今、そうした2列目から飛び出してくる選手をどうするかという部分でハーフとバックの関係があまり良くないというのもあるので、そこをちゃんと修正していきたいです」

―次節に向けて
「次勝つか勝たないかで、天皇杯なり後期のインカレ出場という目標なりに繋がっているからこそ、負けると降格争いにも繋がってしまう大事な試合として、気持ちをしっかりもって、いい準備をして挑みたいと思います」

●FW深澤良(4年=清水東高)
「中大とは連戦で、今日は全国に出るチームだということを証明したかった。そういう意味でも悔しかったです」

―自身の先制点があったが
「自分は怪我をしていて、今日は復帰戦で、プレーが崩れてしまっているんではないかという不安があった。なのでゴールは嬉しかったです。ただ、他にもチャンスあったしそういうところを決められるようにしていきたい」

―FWとしての出場だったが
「元々FWの方が得意。自分はスピードで裏を狙っていくのが持ち味なので」

―次節国士大戦に向けて
「連敗は避けたい。今節、次節とインカレ出場には重要な試合なので絶対勝ちたいです」

(慶應スポーツ新聞会)


慶應義塾全40の体育会を取材し、塾内唯一のスポーツ新聞を発行している慶應スポーツの公式webサイト(PC版)は
http://keispo.org/wordpress/へ

TOP