大学サッカーの第88回関西学生リーグ1部は12日と13日に第10節を行った。

　開幕9連勝と無敵の強さを誇っていた阪南大の連勝がストップした。7位の桃山学院大と対戦した阪南大は前半12分にFW斉藤達也(3年=高川学園高)に先制ゴールを奪われる。23分に左CKを1年生DF永井鷹也(磐田ユース)が頭で決めて同点とし、36分にも10番FW棚橋雄介(4年=東福岡高)のゴールで逆転に成功。だが、43分に桃山学院大の10番MF小倉慎太郎(3年=静岡学園高)に同点ゴールを許すと、試合終了まで残り6分から斉藤とFW加藤潤(3年=磐田ユース)にゴールを破られ、2-4で敗れた。

　2部からの昇格組ながら2位と健闘している近畿大が7発大勝で首位との勝ち点差を3へ詰めた。同じく昇格組の甲南大と対戦した近大は前半24分にMF枝本雄一郎(4年=静岡学園高)が先制ゴールを決めると、FW宮本宗弥(3年=近大和歌山高)が後半9分までにハットトリックを達成。7-0で勝った。

　昨年優勝の関西学院大と立命館大との一戦は関学大MF阿部浩之(3年=大阪桐蔭高)、立命大FW坂本一輝(2年=野洲高)の両エースがそれぞれ2発。2-2で引き分けた。関西学生選手権優勝の同志社大はFW辻智人(3年=神戸ユース)の先制ゴールなどにより、大阪産業大に2-0で勝利。関西大と大阪学院大との一戦は、ジュビロ磐田入り内定が発表されたFW金園英学(4年=立正大淞南高)のゴールなどにより、関大が3-2で競り勝っている。また、びわこ成蹊スポーツ大はMF湯田逸友(3年=市立尼崎高)の決勝ゴールにより関西国際大に2-1で勝った。


[前期リーグ]
【第10節】(6月12日)
[三木総合防災公園陸上競技場]
びわこ成蹊スポーツ大 2-1 関西国際大
[び]藤本義人(69分=補・竹内一樹)、湯田逸友(75分=補・{{岡野雅俊)
[関]呉島竜希(63分=補・野村惇貴)

関西学院大 2-2 立命館大
[関]阿部浩之2(5分、61分=補・山内一樹)
[立]坂本一輝2(補・藤田浩平、25分=補・篠原翔)

[大阪長居スタジアム]
阪南大 2-4 桃山学院大
[阪]永井鷹也(23分=補・井上翔太)、棚橋雄介(36分)
[桃]斉藤達也2(12分=補・宮澤龍二、84分=補・道上隼人)、小倉慎太郎(43分=補・{{宮澤龍二)、加藤潤(88分=補・岡田翔太郎)

関西大 3-2 大阪学院大
[関]中島龍基(27分=補・岡崎建哉)、金園英学(42分=補・田中雄大)、藤原賢士(62=補・田中雄大)
[大]尾泉大樹2(30分=PK、77分=補・平岡大毅)

(6月13日)
[堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンター]
近畿大 7-0 甲南大
[近]枝本雄一郎2(24分=補・藤本憲明、85分)、宮本宗弥(35分=補・枝本雄一郎、36分=補・皿谷圭史郎、54分=補・皿谷圭史郎)、藤本憲明2(47分=FK、67分=補・枝本雄一郎)

同志社大 2-0 大阪産業大
[同]辻智人(81分=補・東矢尚仁)、荒堀謙次(90分+2=補・角島康介)

(文　吉田太郎)

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