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[コマスポ]駒大が明大の無敗記録をストップ!! エースが殊勲弾!

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=独走明大をストップ!後期で巻き返しへ=

 第84回関東大学サッカーリーグ第11節、駒大-明大の試合が国立西が丘サッカー場で行われた。前期の最終節となるこの試合、2位を勝ち点10差で追いかける駒大と、今季負けなしで首位をキープしている明大との一戦は、駒大が1-0で勝利。昨季インカレから続く明大の無敗記録をストップする形となった。

 明大との勝ち点差は開いているものの、金正也主将(4年=神戸科学技術高)が試合後、「後期に優勝を狙うには絶対負けられない試合だった、内容とか関係なく絶対勝つことだけを意識してやった」と語ったように、駒大は全力で勝利を目指し、この試合に臨んだ。

 ゲームメーカーの山田大記小林裕紀久保裕一にボールを集めようとする明大に対して駒大は、左右両方を蹴れる山田に対しては酒井隆介(4年=名古屋ユース)が、足下の技術の高い久保に対しては金がそれぞれマークにつき、序盤から首位明大のリーグ1の攻撃陣に仕事をさせず、攻撃に転ずれば、山本大貴(1年=ルーテル学院高)や金久保彩(4年=花咲徳栄高)らを中心にチャンスを作り、両チーム互角の展開で無得点のまま前半は終了する。

 そして均衡した試合展開にピリオドが打たれたのは後半61分。ボールを奪った林堂眞(3年=習志野高)が前線にロングパスすると、これを受けた棗佑喜(4年=丸岡高)が持ち味のスピードを活かし、相手DFを振り切り、右足でゴール左隅へ叩きこみ、駒大が先制する。秋田監督も試合後「棗のスピードが活きた。準備する動きも出来ていたので成長したと思う」と前期通して棗の成長に手ごたえを感じた。

 今季初めて一点を追いかける展開となった明大は、人数をかけて駒大ゴールに襲いかかるが、駒大もDF陣がゴール前でクリアし、決定的なチャンスを作らせない。終了間際には裏に抜けられあわやというシーンもあったが、これもDFがクリア。最後まで1点を守り切り、駒大が今季リーグ戦無敗の明大に前期最終節にして初めて土をつける結果となった。

 最終的に明大との勝ち点差を7に縮め、前期リーグ戦を2位で終えることになった駒大。試合後、金主将は前期を振り返り「チームとしてまだまだ成長段階にあるので仕方ないかもしれないが、引き分け試合を勝ちにするとか、負け試合を引き分けにするとかそういった部分で勝負強さが足りなかった。でもまだまだ成長できる可能性はあると思うので、後期に期待したい」と語る。

 前期を終え、首位との差はまだまだ開いているものの、明大の独走を食い止めた選手たちの目は、後期の逆転優勝への決意に満ち溢れていた。

(文 駒大スポーツ・高橋太賀)
(撮影 同・白瀬忠意)

<写真>決勝ゴールを決め、喜びを爆発する棗(写真左)

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