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[ケイスポ]慶應義塾大、国士舘大に敗れ、前期最終節を勝利で飾れず

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]
[6.20 関東大学1部第11節 慶應義塾大 1-2 国士舘大 古河]

 第84回関東大学サッカー1部リーグ第11節が20日、古河市立古河サッカー場などで行われ、慶應義塾大は国士舘大に1-2で敗れた。前節の敗戦の流れを断ち切ることが出来ず、連敗で前期リーグ戦を終えることとなった。

 慶大は開始3分、FW河井陽介(3年=藤枝東高)が飛び出したGKの上を狙ったループシュートからチャンスをつくる。対する国士大もサイドから果敢に攻め上がり、拮抗した試合展開が続く。そして迎えた前半15分、右サイドのFW深澤良(4年=清水東高)からマイナスのパスを受けたMF山浦公裕(2年=F東京U-18)がシュート、GKが弾いたところを逆サイドから詰めていたMF加美義人(4年=済美高)が決め、慶大が先制する。

 幸先良くリードを奪った慶大だったが、前半23分、得点を決めた加美がこの日2枚目のイエローで退場。一人少なくなり苦しくなった慶大だが、逆に「やることがはっきりした」(三上佳貴主将、4年=藤枝東高)。最終ラインと中盤の意思統一を図り、国士大に大きなチャンスを作らせず1点のリードで折り返す。

 後半に入っても慶大は高い集中力で国士大の攻撃を凌ぐ。また、時折カウンターから何度かチャンスも作った。しかし、暑さの影響で「少しずつ足が止まっていった」(三上主将)。そして迎えた後半34分、DFが見せた一瞬の隙に付け込まれる。右からのクロスに国士大DF塩谷司(4年=徳島商高)がボレーシュート。これが決まって慶大は同点に追いつかれる。さらにその3分後の後半37分、またも右サイドから国士大MF金子昌広(2年=正智深谷高)に豪快なヘディングを決められ逆転される。一人少ない慶大に追いつく力は残されておらず、このまま試合終了を迎えた。

 無念の2連敗となったが、「ほぼ90分を10人で戦ったなかで選手達はよくがんばってくれた」(イ・ウヨン監督)というように、慶大は健闘した。25日には伝統の一戦である早慶戦が控える。気持ちを切り替えて次の試合に臨みたい。

(取材・文 慶應スポーツ新聞会)

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