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[ケイスポ]荒鷲イレブンここにあり!第61回早慶定期戦勝利!

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]
[6.25 第61回早慶サッカー定期戦 早稲田大 0-2 慶應義塾大 国立競技場]

 6月25日に行われた第61回早慶サッカー定期戦は、終始早大を圧倒した慶應義塾大が、2-0の完勝で2年連続の勝利をおさめた。不動のレギュラー藤田息吹(2年=藤枝東高)が年代別代表に選出された影響が心配されたが、その危惧は杞憂に終わった。慶大ソッカー部黄金期の到来を予感させる快勝に、12,230人の観客が酔った。

 立ち上がりから、好調の大塚尚毅(3年=滝川二高)、松下純土(1年=國學院久我山高)のダブルボランチを中心にセカンドボールを支配して試合を優位に進めるも、決定的な形が作れない。いつか、攻め疲れの時間が来るのではないか。不安の募る前半29分の先取点。MF山浦公裕(2年=F東京U-18)の無回転FKがこじあけたゴールの効果は絶大だった。ここから慶大は早稲田を圧倒。32分にはFW深澤良(4年=清水東高)が、続く34分にはDF田中奏一(3年=F東京U-18)がシュート。その後のわずか10分間の間にも5本のシュートを放ち、前半を折り返す。

 後半の立ち上がりは無駄な失点を避けることを念頭において挑んだ。5分、慶大に追加点。田中が中に流れながら上げたボールに逆サイドのDF黄大城(3年=桐生一高)がヘディングで折り返し。これが、右サイドを駆け上がったMF加美義人(4年=済美高)のもとに届く。「無我夢中で蹴った」ボールはGKの脇をすり抜けネットにおさまった。その後も、笠松亮太(3年=東京Vユース)からのロングフィードをFW河井陽介(3年=藤枝東高)が落とし、深澤がシュートに持ち込むなど、幾度も早大ゴールに迫った慶大。交代枠を最大限に活用する中、ついに試合終了のホイッスルを聞く。夜の国立に、大輪の花が咲いた。

(取材・文 慶應スポーツ新聞会)

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