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[総理大臣杯]08年王者相手に4ゴール!国士大好発進!!(大阪体育大vs.国士舘大)

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[7.4 総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント1回戦 大阪体育大 2-4 国士舘大 長居]

 第34回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントが4日、開幕。関西地区各地で1回戦が行われ、大阪・長居スタジアムでは08年度総理大臣杯で優勝した大阪体育大(関西2)と国士舘大(関東3)が対戦し、4-2で勝った国士舘大が準々決勝へと駒を進めた。

 試合は立ち上がり、大阪体育大ペースで進む。前半10分には主将・MF村田和哉(4年=野洲高)のクロスを受けたFW川西翔太(4年=青森山田高)がダイレクトでシュートを狙うも、惜しくもGK正面。その後も村田が右サイドから攻め込み、チャンスを演出する。すると15分、川西がPA手前中央で相手DF2人を引き付けキープ。上手くタメを作ると、左サイドから走りこんだMF相川茂樹(4年=関西創価高)にパス。相川のシュートが決まり先制点を奪った。

 その後も立て続けにチャンスを作る大阪体育大。しかし、国士舘大は試合巧者だった。再三のピンチも主将・MF斎藤一行(4年=新潟ユース)を中心に中盤で枚数をかけて、ボールを奪うと、同31分、右サイドからオーバーラップしたSB大竹隆人(4年=三菱養和SCユース)がそのままシュート。惜しくもポストに阻まれるが、こぼれ球をMF金子昌広(2年=正智深谷高)が押し込み同点へと追いつく。さらには同38分、右サイドからチャンスをつくるとFW田中俊哉(3年=札幌一高)が勝ち越しゴールを挙げ2-1。悪い流れの中でもサイドからの徹底した攻撃で、逆転に成功。リードして前半を終了する。

 なんとか1-2のまま凌ぎ、同点を狙いたい大阪体育大だったが、後半は完全に国士舘大に主導権を握られてしまう。4分にはサイドでボールを奪われ、クロスを許すとオウンゴールで失点。続く同18分には、PA内で展開されると途中出場の08年U-19日本代表FW吉野峻光(3年=静岡学園高)に決められ、あっという間に3点差へと広げられてしまった。
 
 大阪体育大は26分のPKのチャンスを村田が決め、2-4と詰め寄るも、それ以上の追撃は出来ずに試合は終了。「読み勝つ、競り勝つ、走り勝つ」をモットーにしていた大阪体育大だが、いずれの部分でも国士舘大を上回ることは出来ず、「とにかく完敗」(坂本総監督)という結果。悪い時間もしっかりと耐え、数少ないチャンスをものにした国士舘大に軍配が挙がった。

<写真>ダメ押しの4点目を奪った国士大・吉野
(取材・文 片岡涼)

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