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浦和が悲願の皇后杯初優勝!! エース菅澤の決勝弾で男女“アベックV”達成

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[2.27 皇后杯決勝 浦和 1-0 千葉L サンガS]

 皇后杯JFA第43回全日本女子サッカー選手権大会の決勝が27日に行われ、三菱重工浦和レッズレディースジェフユナイテッド市原・千葉レディースを1ー0で下して悲願の初優勝を果たした。浦和は男子チームの浦和レッズが昨年12月に天皇杯で優勝しており、男女“アベックV”を達成した。

 これまで決勝進出回数が5回の浦和と今回2回目のファイナル進出となった千葉L。両チームともに勝てば初の皇后杯優勝となる一戦は、前半4分に浦和DF清家貴子の右サイドからのクロスにFW菅澤優衣香が頭で合わせてオープニングシュートを放った。

 試合開始から主導権を握った浦和は前半18分にMF柴田華絵がミドルレンジから狙う。しかし、枠を捉えたこのシュートは千葉LのGK清水栞が冷静に対応。ゴールを割らせない。さらに浦和は同29分にペナルティーエリア付近でボールを拾ったMF塩越柚歩が滑り込みながらシュートを放ったが、ボールはわずかにゴール左に外れた。

 対する千葉Lも前半43分、MF曽根七海が浦和GK池田咲紀子のポジションが前めになったところを確認すると、遠目からコントロールシュート。しかし、ボールはクロスバー上を通過し、ゴールネットを揺らすには至らなかった。

 前半45分間を通してボールを握った浦和だが、効果的な攻撃が繰り出せず、スコアレスで折り返した。後半も浦和ペースで試合が進むと、後半15分にはMF猶本光のクロスボールを菅澤がコントロールからシュートを放ち、千葉Lゴールに迫る。

 すると、浦和がついに均衡を破る。後半22分、ペナルティーエリア内右から清家がクロスを送ると、ファーサイドに構えていた菅澤がダイレクトでボレーシュート。ピッチに叩きつけられたボールはそのままゴール右のサイドネットに吸い込まれていった。

 その後も千葉Lゴールを脅かした浦和だが、追加点が遠い。それでもDF高橋はな、DF南萌華ら守備陣がゴールを死守し、1-0で逃げ切った。浦和は悲願の初優勝。天皇杯優勝の男子チームに続く快挙となった。

●第43回皇后杯特設ページ

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