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ブラジル代表、手荒い歓迎への懸念を一蹴

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[サンパウロ 20日 ロイター] ブラジル代表のドゥンガ監督は、21日にホームのモルンビースタジアムで行われる2010年ワールドカップ(W杯)南米予選のウルグアイ戦で、ファンから手荒い歓迎を受けるかもしれないという懸念を一蹴した。

 予選3試合で勝ち点5のブラジルだが、1―1の引き分けに終わった先日のペルー戦では厳しい批判にさらされていた。一方、18日のチリ戦を2―2で引き分けたウルグアイは勝ち点4となっている。

 ブラジルはホームで行われるW杯予選で負けたことがないものの、モルンビースタジアムのファンはチームの足を引っ張ることも少なくない。現在ミランに所属するカカもサンパウロ時代、サポーターに何回も辛くあたられ、2003年にチームを去っている。

 しかし、カカは「モルンビースタジアムは自分のサッカー人生とつながっている。代表のユニフォームを着て帰って来れば、以前とはまた違った気持ちになるだろう」とブラジルサッカー連盟のウェブサイト上でコメントした。

 またドゥンガ監督も「サンパウロの観客は大人だ。代表チームがどれだけ大事な存在か理解しているはず」と記者団に答え、サポーターの応援に期待を寄せる。

 明日の試合では、ブラジルはDFのルシオが累積警告で出場停止。ドゥンガ監督は「1試合の結果でチームをいじることはない」とし、ペルー戦からの戦術変更がないことを示唆している。

 ウルグアイ戦ここ6試合で1敗5引き分けと分が悪いブラジル。ウルグアイからは1999年のコパ・アメリカを最後に白星をあげていない。

<写真> 11月20日、ブラジル代表のドゥンガ監督は、W杯南米予選のウルグアイ戦でファンから手荒い歓迎を受けるかもしれないという懸念を一蹴。写真は17日に行われた練習で撮影(2007年 ロイター/Pilar Olivares)

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