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イラクサッカー協会、亡命を企てた3選手の処分検討

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[バグダッド 20日 ロイター] イラクサッカー協会は20日、オーストラリアで行われた北京五輪予選の試合後に政治亡命を求めチームを抜け出し姿を消した3人の選手に対し、国外のクラブへの移籍禁止と国際試合の出場停止処分を下す考えがあることを明らかにした。

 いなくなったのはアジア杯優勝の立役者のひとりでもあるアリ・アッバスとアリ・マンスール、アリ・ホダイルの3人で、17日の五輪予選が終わって数時間後にホテルから抜け出した。このほかアシスタントコーチ1人もいなくなっている。

 イラクサッカー協会のアッバス事務局長は、ロイターの電話取材に対し「3人はイラクのクラブと契約中で国外への移籍の許可は下りていないとオーストラリアサッカー協会に伝えるよう、国際サッカー連盟に要請した」と答えている。

 同事務局長によると、4人のビザは3カ月間有効だという。 

 また、いなくなったアシスタントコーチがオーストラリアでチーム関係者に3人は政治亡命を求めていると言い、自らもイラク人亡命者で結成されたアマチュアクラブで働くと伝えてきたとも語っている。

<写真> 11月20日、イラクサッカー協会は、オーストラリアで行われた試合後に政治亡命を求めチームを抜け出し姿を消した3人の選手に対し、処分を下す考えがあることを明らかにした。写真は亡命を求めて姿を消したアリ・アッバス(右)。7月撮影(2007年 ロイター/Chaiwat Subprasom)

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