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CWC準決勝後 オジェック監督(浦和)会見

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 FIFA クラブW杯は13日、横浜国際総合競技場で準決勝・浦和-ミラン戦を行い、0-1でミランが勝利し、決勝進出を決めた。
 以下、試合後、ホルガー・オジェック監督(浦和)の会見コメント。


<浦和>
ホルガー・オジェック監督

「いい試合ができたと思っている。ミランは決して平均的なチームではない。そんな相手に、単純に守るだけでなく、攻撃的な部分も見せることができた。選手たちは、よくプレーした。試合には負けたが、日本のサッカーを見せられたと自負している。もう1試合できるので、そこで3位を狙いたい。
Jリーグでは終盤戦にけが人も出て、タイトルを逃してしまいガッカリした。言い訳にはならないが、ACL決勝の2日後にリーグ戦があるなど、日程的な難しさはあった。そんな中、選手はすべての試合でベストを尽くしてくれた。このトーナメントでは、集中して戦い、チームの力を再確認したかった。ACL決勝でセパハンを下したわけだが、この大会でもセパハンを下し、我々の力を示せた。今日は負けたが、アジアの代表としての質の高さを見せることができたと思う」

― 闘莉王のけがについては?エトワール・サヘルについてはどう思うか?
「闘莉王は腿を痛めた。ケガは医者の判断を待つことになる。サヘルはボカに対しても善戦するなど、いいチームだ。個人技なども、質が高い」

― 日本のチームと世界クラスとの差は縮まっていると思うか?
「それは分からない。ただ、今日の試合は拮抗していて、ミランを苦しめることができたと思う。ミランとの違いがあるとすれば、カカやセードルフなどの個人技の部分」

― もう少し攻撃時に運動量があってもよかったのでは?
「中盤もよく押し上げていたし、全体をみればよくやっていたと思う」

― 闘莉王に代えて山田を投入したことに関しては?
「いい動きだったし、あの交代でチャンスになったと思う。山田が入ったことで、イニシアチブを握ることができた。山田は鈴木との絡みで、いい動きをしていた」

― 試合前にミランをどう分析していたか?
「ミランはいまさら説明の必要ないチームだと思う。ユニットとしてもそうだが、個人技も優れている」

― 1点差だったが、ミランとの差をどう感じているか?
「1試合で判断することは危険。我々がミランを苦しめたことは事実だが、この結果だけで日本とイタリアのサッカーとの差が縮まっているとは言えない」

― 3位決定戦まで中2日。チームをどう立て直すか?
「明日の朝、練習があるので、そのときに今日のゲームのことについて、振り返りたい思う。3位決定戦については、サヘルの方が一日休みが多いというのは、浦和にとっては不利な条件。シーズンの終わりで疲れが溜まっていることを忘れることはできない。メンタル面で集中することが必要になる」

(取材・文 武澤伸昭)

浦和対ミランの試合写真はCWC PHOTONEWSで掲載!

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