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新たな衝撃…ピケとラ・リーガ会長の音声が更に流出、東京五輪出場を希望で圧力か「ルビ、君が僕に五輪出場を手に入れさせなければならない」

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DFジェラール・ピケの新たな音声が流出

 スペインサッカー連盟(RFEF)ルイス・ルビアレス会長とバルセロナDFジェラール・ピケの新たな音声が流出したようだ。

『MARCA』によると、ピケはルビアレス会長に東京オリンピックの参加を希望している旨を直接伝えていたとのこと。

 先日、ルビアレス会長とピケのスペインスーパーカップの交渉に関する音声が流出したことで世間を騒がせていたが、その他の内容についても話していたと報じられている。

『El Confidencial』が公開した新しい音声の中で、ピケは2020年の東京オリンピックをU-23代表でプレーできるようにルビアレス会長に助けを求めていた模様。

「ルビ、君が僕にオリンピック出場を手に入れさせなければならないんだ。オリンピックでプレーするのがとても楽しみだ」

 ピケは、2019年6月21日に行われたU-21欧州選手権でスペインがポーランドに5-0で勝利して準決勝進出を決めた後、ルビアレス会長へボイスメッセージで伝えたという。以前報じられたサウジアラビアで開催される新しいスペインスーパーカップの契約交渉の最中に、会長にこの要求をしたというのだ。

 流出した別の音声では、ピケはルビアレスに、自分が求めていることがマスコミに載らないよう、最大限の配慮をするよう求めている。

「僕たちはこのことを秘密にしておかなければならないし、監督(U-23代表監督のルイス・デ・ラ・フエンテのこと)が、諸々が終わる9月かその頃に連れて行く。大会が終わったら、私がマドリードに行って、彼と一緒に話して… ワクワクするよ。どこにも出ないように、どうやって管理するか、見てみよう。最後まで3人だけの秘密にしておかなければならないと思うんだけど、そう思わない?」

 ルビアレス会長はピケの要望に同意し、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督に伝えた。

「監督にはもう話したし、彼も知っている。もちろん、私も、喜んで手を貸すよ。もちろん、秘密にしておかなければならないし、監督が私を信頼して、先に進めて欲しいと言うのであれば、喜んでそうする」

 ルビアレス会長に五輪行きを求める音声は、チームが予選を通過する前から始まっていた。2021年3月、ピケはルビアレスに対し、「リークされたら他の選手も行きたがるのではないか」という危惧を口にした。そのため、同選手は絶対に秘密にしておきたいと考えていたようだ。

「もし、これが漏れたりしたら、他の選手も行きたがったりするだろうし、彼(監督)にとっても問題になるから、何よりも、このことは僕ら3人の間にとどめておいて、いつか彼が話したくなったら、すぐにマドリードに行って話をしよう」とピケは音声内で話している。

 ルビアレス会長の回答は以下の通り。

「今日デ・ラ・フエンテとも話したんだが、もし君さえよければ、彼らが(五輪の)資格を得るまで待ちたい。資格を得たらすぐに次の日に君を迎え、君と話すか、どこにでも行くと言ったんだ。私は彼に何の兆候も与えず、プレッシャーもかけず、またその逆もしたくなかったというのが本当のところだ」

 セルヒオ・ラモスもオリンピックでのプレーを希望しているという噂が流れ始めたとき、ピケはルビアレス会長に『El Mundo』の報道されたリンクを送り、「この件について何か知っているか」と尋ねた。それに対してルビアレス会長は、まず「初見のニュースだ」と答えた。「全く知らない。唖然としている。そして今日、私は彼と一緒にいた。私は、それが真実だとは思わない」と答えていた。

 その2日後、ルビアレス会長はピケに手紙を出していた。「ジェリ、君がセルジオについて話してくれたこと、本当なんだね」ピケの返事は次のようなものだった。「プレッシャーを与えるために、最初にリークするのは、彼のスタイルだ」

『El Confidencial』紙によると、ルビアレス会長もこのDFに同意していたようだ。

 最終的にピケが選ばれることはなく、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、様々なプレッシャーにも屈せず、最終的にオリンピックに招集したオーバーエイジ選手は、アセンシオ、セバージョス、ミケル・メリノの3名であった。

●ラ・リーガ2021-22特集
●東京オリンピック(東京五輪)特集ページ
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