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レアル・マドリー、今夏移籍市場の予算は560億円以上!ただし“クレイジー”な夏を過ごす予定はなし

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欧州CLで優勝したレアル・マドリー

 レアル・マドリーは、今夏の移籍市場で4億ユーロ(約560億円)以上の予算を確保していることが『GOAL』の取材で明らかになった。
 
 今シーズン、序盤から好調を続けてラ・リーガを2シーズンぶりに制したレアル・マドリー。さらに、5月28日のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝でもリバプールを撃破し、4年ぶり通算14度目の欧州制覇も達成した。首脳陣の減給や選手の売却でコストの削減に成功しながら大成功の1年を送ったレアル・マドリーは、来シーズンもこの成功の再現を目指して夏の移籍市場を迎える。

 ラ・リーガは各クラブの過去数年間の収支に基づいてサラリーキャップを設定しているが、『GOAL』の取材では、レアル・マドリーが新シーズンに7億3910万ユーロ(約1000億円)を人件費に費やせることがわかった。

 新型コロナウイルスによるパンデミックの影響にで合意した減給の期間も終わりを迎える一方で、今夏には複数の高給取りが退団することも影響している。主将マルセロやガレス・ベイル、イスコが契約満了に伴い退団することで、レアル・マドリーには総人件費から約6000万ユーロ(約84億円)の空きを確保できる。ただし、昇給が予想されるビニシウス・ジュニオールやエデル・ミリトン、さらに新戦力のアントニオ・リュディガーへのサラリーを考慮する必要もある。

 一方で欧州CL制覇の賞金なども含め、今シーズンは1億3200万ユーロ(約185億円)の収入を得る模様。それに加え、マルコス・アセンシオやダニ・セバージョス、ルカ・ヨビッチ、マリアーノといった選手たちの売却が予想されており、またサンティアゴ・ベルナベウ改築に関係する資金3億6000万ユーロ(約510億円)を今夏にスポンサーから得ることでも合意している。

 そのため、レアル・マドリーは今夏に新戦力を獲得するために4億~4億5000万ユーロ(約560~630億円)の資金を費やすだけの余裕があるようだ。ただし、今夏の目玉であったキリアン・ムバッペ獲得に失敗したものの、同クラブは“クレイジー”な夏を過ごすことはないと予想される。

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