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トロント加入のインシーニェ「お金ではなく勝つために来た。MLSも本物のカルチョ」

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FWロレンツォ・インシーニェ

 今夏、MLSのトロントに加入するイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェが27日、新天地で入団会見に出席して移籍の舞台裏などを明かした。

 2012年夏にレンタル先のペスカーラからナポリに復帰して以降、クラブのバンディエラとして活躍を見せてきたインシーニェ。今月末でナポリとの契約期限を迎えるイタリア代表FWはクラブへの忠誠を示し、新天地を国外のMLSに求めた。

 31歳FWはトロントでの新たな冒険へ意気込みを示しつつ、移籍を決断した背景を明かしている。

「僕が重要な選手であるように感じさせてくれたクラブや会長に感謝している。だが10年間にわたってナポリでプレーし、こうしたプレッシャーには慣れているつもりだ。僕は話をするのはあまり好きではないが、ピッチを通じて語りかけることで、みんなには選手としての僕を評価してもらいたい。僕はお金のためにここへやって来たのではない。勝つために来たんだ」

「オファーを快諾した理由は新たな挑戦を求めていたからだ。MLSにおいても自分の価値を示したいと思っている。僕は31歳で高齢でもない。まだヨーロッパでプレーを続けることもできたはずだ。それでも現時点では、自分の家族にとって最善の決断を下すべきだと考えたんだ。ナポリで10年間プレーし、変化と新たな経験を求めていたしね」

「僕にとってヨーロッパの一流クラブに移籍するか、ここへやって来るかで違いはなかった。『北米のサッカーは本物のカルチョではない』なんて言われているが、僕はそんな風に考えていないし、そう思っていたらここへ来なかったはずだ。ここでチームの優勝に貢献し、優勝した初めてのイタリア人選手になりたい」

 また、インシーニェは2015年から4年間トロントでプレーした元イタリア代表FWセバスティアン・ジョビンコに言及した。

「彼がここでプレーしたことに影響を受けたわけではないが、トロントに大きく貢献した選手だ。僕もここで重要なタイトルを獲得できるよう努力したい。ピッチに立ち、チームに貢献するのが待ち遠しい。選択できるなら本職である左ウィングでのプレーを好むが、監督が決めたなら、どこのポジションでもいい。プレーを楽しみ、勝つことが重要なんだ」

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