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「イタリアがW杯出場を逃したのは大きな失望。傷口は開いたまま」インシーニェが明かす

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 今夏、MLSのトロントへ移籍したイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェが、イタリア国営放送『Rai』のラジオ番組に出演し、自身のキャリアなどについて語った。

 昨シーズン限りで下部組織から所属したナポリを退団し、新天地をMLSへと求めた31歳のインシーニェ。元ナポリの主将は、トロントでの新たな冒険に満足している。

「MLSには驚いた。ピッチは新しいし、スタジアムも素晴らしく、施設が充実している。リーグのレベルも良いので、これからさらに成長し、ヨーロッパのリーグとの差を縮められるよう願っている。31歳でセリエAを離れたことを批判する者に答えることなど何もない。自分の決断に満足しているので、このまま前へ進んでいくだけだ」

 またインシーニェは、イタリアで過ごしたキャリアを振り返り、2018年にマウリツィオ・サッリ指揮下で逃したスクデットと、イタリア代表のワールドカップ欧州予選敗退について言及した。

「イタリアがW杯出場を逃したことと、フィレンツェのホテルでスクデットを逃した瞬間は、大きな失望だった。まだ傷口は開いたままだが、少しずつでも閉じていってくれることを願っている。前に進まなければならないからね」

 また元ナポリの主将は、今夏の移籍市場において、自身だけでなく、DFカリドゥ・クリバリやFWドリース・メルテンスら長年の功労者が同時にチームを去ったことを嘆いた。

「セリエAが開幕し、ナポリを応援するのを楽しみにしている。僕は大ファンなんだ。試合を見られるよう準備もした。元チームメートたちがスクデットを獲得してくれることを願っている。ただ、僕とメルテンス、クリバリ、(ファウジ)グラムが同時に退団したことが本当に残念だ。僕らはナポリに尽くしてきたからね。だが人生とはこういうものなんだ。それでも、いつまでもナポリを応援しているよ」

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