マンチェスター・シティレディースは8日、ウエスト・ハムレディースから日本女子代表(なでしこジャパン)のMF長谷川唯(25)を完全移籍で獲得したと発表した。3年契約を結んでいる。

　なでしこジャパンのエースが、英国でステップアップを遂げる。日テレ・東京ヴェルディベレーザでプレーした長谷川は、21年1月にイタリアのACミランに加入。初の海外挑戦を決めると、同年夏にはイングランドのウエスト・ハムに移籍し、2年契約を結んでいた。

　FA女子スーパーリーグ初挑戦の昨季は、リーグ戦17試合に出場して2得点を記録。チームは6位という成績だった。そしてこの度、昨季3位だったマンチェスター・シティへの移籍が決まった。

　公式サイトにコメントした長谷川は「昨季の対戦でシティのプレースタイルがとても気に入っていたので、話を聞いたときはすぐに行きたいと思いました。みんな私を攻撃的な選手だと思っているけど、守備面でも知られる選手になりたい。体は小さいけど、強い選手だということを見せたいです。出来るだけ多くのゴールやアシストをして、チームに成功を助けたいと思います」と意気込みを語った。

　またガレス・テイラー監督は「彼女はすでにスーパーリーグを1年間経験しており、多くの経験をしている。我々のプレースタイルと、チームに上手く適応できると思う。ユイと一緒に仕事が出来ること、彼女がシティのユニフォームを着て活躍することをとても楽しみにしています」と期待を寄せた。