マンチェスター・ユナイテッドのクリスティアーノ・ロナウドにスマートフォンを叩かれたエバートンファンの少年の母親は、再びイギリスメディアで怒りをあらわにした。

　4月9日のマンチェスター・Uが敵地でエバートンに0-1で敗れた試合後、C・ロナウドがグラウンドから離れる際に通路の横にいたエバートンファンの少年のスマートフォンを叩き落とす事件が起きる。この行為が映し出された動画はソーシャルメディアを中心に拡散され、同選手の行為には非難が集まっていた。

　この事件を捜査していたマージ―サイド警察が8月にC・ロナウドに対して条件付きの警告を言い渡し、捜査を終了したことが発表された。さらに、イングランドサッカー協会も不適切な行為に及んだとして同選手を処分することを9月に入ってから決定していた。

　そんな中、被害者に当たるエバートンファンの14歳の少年の母親、サラ・ケリーさんはイギリス『ミラー』に対して「彼が適切な罰を受けることを願いたい。彼はこの件から逃げることはできない。彼の振る舞いは受け入れられるものではない。彼はこの件を6カ月前に適切に終わらせるべきだった」と話し、怒りを続けた。

「息子は毎日、この件についての話をしている。まだあのスマートフォンを返してもらっていない。彼は修理代を払うべきだった。この事件の原因を作ったのは彼だ。彼が子供に暴行して、何事もなかったようにいつも通り続けていることは私を困惑させている。若いファンの苦しみの原因なったことを知りながら彼はあの夜どうすれば寝られたの?」

　さらに、C・ロナウドから面会の機会を設けたいとの申し出があったことも明かしたケリーさんだが、「彼は私たちに面会を申し出て、申し訳ないと言っていたけど、彼は何も誤ったことをしていないとも言っていた。こんなのは謝罪ではないし、侮辱でしかない」と痛烈に非難した。

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