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1人が150年間に排出する量をたった3か月で…フランス国内でメッシに批判の声

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FWリオネル・メッシに批判の声

 パリSGアルゼンチン代表FWリオネル・メッシがプライベートジェットの使用について、フランス国内で非難を浴びている。スペイン『デポルテス・クアトロ』が伝えた。

 フランスでは現在、カーボンフットプリント(大気中に排出された二酸化炭素などの温室効果ガスの量を示す数値)が高すぎる有名人への批判が高まっている。その矛先がプライベートジェットを所有するメッシにも向けられ、スポーツ新聞だけでなく全国メディアでも議論の的となっているという。

 フランス『レキップ』によると、1200万ポンド(約19億円)とされるメッシのプライベートジェットは家族や友人にも頻繁に貸し出され、6月1日から8月31日の間に52回にわたって世界各地を飛び回ったようだ。同紙は調査結果として、メッシのプライベートジェットはフランス人1人が150年間に排出するのと同じ量の二酸化炭素をわずか3か月で排出したと発表している。

 飛行機利用に関して批判を受けたパリSG関係者は、メッシが初めてではない。以前、クリストフ・ガルティエ監督とFWキリアン・ムバッペがリーグアンでの移動に飛行機ではなく列車を使うことをジャーナリストから提案され、大笑いしたことで物議を醸していた。

 また、先週末にはベルギー代表がオランダ代表とのUEFAネーションズリーグに臨むため、アウェーのアムステルダムまで飛行機で約50分のところを、バスで約2時間半かけて移動したという。これも短距離の飛行機移動を巡る批判を考慮したものとみられる。


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