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"王様"ペレ、闘病中の腸がんへの化学療法を中止か…「終末期緩和ケア」に移行へ

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サッカーの王様、ペレ氏

 サッカーの王様、ペレ氏が「終末期緩和ケア」に移行したようだ。

 ペレ氏は2021年9月に大腸の腫瘍摘出手術を受け、以降は化学療法を続けながら入退院を繰り返していた。

 しかし、現地時間3日、ペレ氏に対する化学療法が効かなくなったため、腸がんへの化学療法を中止。「終末期緩和ケア」に移されたと『GOAL』の取材により判明した。

 ペレ氏が11月29日に再入院したサンパウロのアルベルト・アインシュタイン病院からの最新の公式医療情報によると、彼の状態は安定しているという。

 ブラジル『Folha』は、ペレ氏の「終末期緩和ケア」は、これ以上の検査や治療を受けることはないことを意味していると報じている。

 3日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)ブラジルvsカメルーン戦の前には、3度のW杯を制した82歳のレジェンドへ、「すぐに良くなりますように」との横断幕が国歌斉唱中に掲げられていた。

 また、ペレ氏は自身の『Instagram』を更新。世界各国から送られる多くの激励メッセージに感謝する投稿をした。この投稿で彼は、「毎月の通院」をしているだけだと言及している。

 フランス代表FWキリアン・ムバッペも、自身の『Twitter』で「王のために祈る」とツイートし、ペレ氏の健康を祈った。

 ペレ氏は現役時代、1958年にわずか17歳でW杯制覇を経験。その後1962年と1970年にも優勝している。ブラジル代表としては92試合に出場し、77得点を記録した。
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