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昨夏ユーベ加入のディ・マリアは勝ち点剥奪に衝撃も…「重要なのはクラブとして強くあり続けること」

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MFアンヘル・ディ・マリア

[1.22 セリエA第19節 ユベントス 3-3 アタランタ]

 財務違反で勝ち点を15も剥奪されたユベントスは再起の一戦でドロー。全得点に絡んだMFアンヘル・ディ・マリアは試合後、『DAZN』のインタビューに現状への思いを語った。

 20日、イタリアサッカー連盟(FIGC)はキャピタルゲインに関する調査について検察側の控訴を受理し、ユベントスから勝ち点15を剥奪。順位も3位から10位に転落していた。22日には剥奪後初となる試合を敢行。本拠地にアタランタを迎えた。

 開始早々に先制を許すが、前半25分にディ・マリアがPKを決めて同点に追いつく。同34分にはディ・マリアが右サイドで起点を作り、MFニコロ・ファジョーリからFWアルカディウシュ・ミリクのゴールへとつながった。

 その後は2失点を喫して2-3と再逆転される。だが後半20分、FKの場面でディ・マリアが軽くワンタッチでスタートさせ、DFダニーロのゴールを演出。3-3と痛み分けで試合を終え、順位を9位に上げた。

 全得点に絡んだディ・マリアは「いくつかのミスもあった。しかし良いこともできた」と及第点をつける。勝ち点15剥奪には「いきなり15ポイントも下がるのはつらい。だが、このメンタリティを持って仕事を続ければ、なにかを成し遂げることはできる」と力を込める。

「不可能はない。勝利のメンタリティを備えたチームのはずだ。過去にも同様のことがあったが復活を遂げた。ファンの力を借りて、ユニットとして強くあり続けることだ」

 ディ・マリアは昨夏にパリSGを退団してフリートランスファーでユベントスに加入。「ここに来るにはベストのタイミングではなかっただろう」。新天地で大きなトラブルに見舞われたが、それでもユベントスへの思いは残る。

「しかし、このクラブはすばらしい。重要なのはクラブとして強くあり続けること。自分たちのベストを尽くし続けることだ」

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