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“演技派”C・ロナウドが決勝点誘発!ポルトガルがウルグアイ下し2連勝で決勝T進出決める

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ガッツポーズを見せるFWクリスティアーノ・ロナウド

[11.28 カタールW杯H組第2節 ポルトガル2-0ウルグアイ ルサイル]

 カタールW杯は28日、グループリーグ第2節を行い、H組のポルトガル代表ウルグアイ代表と対戦し、2-0で勝利した。2連勝で勝ち点を6に伸ばしたポルトガルは最終節を残してグループリーグ突破が決定。ウルグアイは1分1敗の勝ち点1で最終節を迎えることになった。

 序盤からポルトガルがポゼッションを高め、ウルグアイを押し込む。前半4分、浮き球のボールをFWクリスティアーノ・ロナウドが胸で落とし、MFウィリアム・カルバーリョ(ベティス)が右足ボレーで狙うが、大きく枠を外れた。

 前半16分にはFWジョアン・フェリックス(A・マドリー)が右足でミドルシュートを放つが、DFがブロック。同18分、C・ロナウドの直接FKも壁を直撃した。

 耐える時間が続くウルグアイは前半32分、中央からMFロドリゴ・ベンタンクール(トッテナム)が個人技で突破。GKとの1対1に持ち込んだが、GKディオゴ・コスタ(ポルト)のビッグセーブに阻まれた。

 ボール支配率では上回りながら、なかなか決定機をつくれないポルトガルは後半40分、左サイドバックのDFヌーノ・メンデス(パリSG)がピッチに倒れ込むアクシデント。涙を浮かべながら自ら歩いてピッチを離れ、DFラファエル・ゲレイロ(ドルトムント)との交代を余儀なくされた。

 前半はスコアレスで折り返したが、後半9分、ポルトガルが試合を動かす。PA左手前の位置でボールを受けたMFブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・U)が右足に持ち替えてクロス。これにC・ロナウドが飛び込んだ。ヘディングで合わせようとしたC・ロナウドの頭をかすったか、かすらなかったか。C・ロナウドの飛び出しに対応せざるを得なかったGKは反応できず、ボールはそのままの軌道でゴール右隅に吸い込まれた。

 ド派手なガッツポーズを見せたC・ロナウド。スタジアムのビジョンでも一度は得点者としてC・ロナウドが映されたが、その後のアナウンスでブルーノ・フェルナンデスが得点者としてコールされ、公式記録上もブルーノ・フェルナンデスの得点となった。

 1点を追う展開となったウルグアイは5バックから4バックにシステムを変更し、反撃に出る。後半28分にはFWエディンソン・カバーニ(バレンシア)に代わってFWルイス・スアレス(ナシオナル)もピッチに入った。

 ウルグアイは後半30分、途中出場のFWマキシミリアーノ・ゴメス(トラブゾンスポル)のミドルシュートが右ポストを直撃。試合展開は一変し、ウルグアイの攻勢が続く。同33分にはMFジョルジアン・デ・アラスカエタ(フラメンゴ)の左FKからニアサイドのスアレスが決定機を迎えるが、左足のシュートは枠外。チャンスをつくりながら最後まで1点が遠かった。

 ポルトガルは後半44分、ブルーノ・フェルナンデスがドリブルで仕掛け、PA内で対応したDFホセ・マリア・ヒメネス(アトレティコ・マドリー)が体勢を崩して倒れた際に手がボールに触れたとしてVARが介入。ポルトガルにPKが与えられた。これをブルーノ・フェルナンデスが落ち着いて決め、2-0。ポルトガルが勝利を決定づけた。

 2試合連続の無得点で1分1敗となったウルグアイは勝ち点1のまま、12月2日の最終節で勝ち点3のガーナと対戦。2連勝で2大会連続のグループリーグ突破を決めたポルトガルは、1分1敗で勝ち点1の韓国と対戦する。

(取材・文 西山紘平)

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