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優勝決定のPKキッカーを半年で2回…モンティエルが明かすW杯決勝の舞台裏「ラウタロが蹴ろうか尋ねてきた」

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PK戦でラストキッカーを務めるDFゴンサロ・モンティエル

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝でPK戦のラストキッカーを務め、セビージャを優勝に導いたDFゴンサロ・モンティエルは、約半年前に行われたカタールW杯決勝でも、PK戦で最後のキッカーを担当した。プレッシャーがかかる中でゴールネットを揺らし、祖国にW杯トロフィーをもたらした26歳は、EL決勝前日に放送された『ディレクTV』のインタビューで、アルゼンチン代表をW杯優勝に導いた舞台裏を明かしていた。

 4人目のキッカーながら世界一を決める大役を任されることになったモンティエルだが、W杯決勝では延長後半11分にPKを献上していた。そのため、5人目で蹴る予定でいたFWラウタロ・マルティネスから「自分が蹴ろうか尋ねられた」ようだ。

 もっとも、モンティエル自身も落ち込んでいたことを認めるが、PK戦のためにピッチへ戻った際に冷静さを取り戻していた。そのためラウタロの問いかけには「ノー」とはっきり答え、ペナルティースポットへと歩き出したという。

 肝心のPKは練習を重ねてきたことで、「最後まで我慢してGKが飛ぶのを確認したら反対に蹴る」と決めていたと振り返る。「いざ順番が回ってきたら入れるだけ、他は何も考えられなくなる」ようだが、思惑通りにGKの逆をつく形でキックは成功した。

 このインタビュー後に行われたEL決勝でもキックを成功したモンティエル。1シーズンで2度も重要なキッカーとなり、いずれも成功させた精神力の強さは圧巻だった。

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