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[MOM3705]履正社FW宮路峻輔(3年)_高校ラストゲームで“一番よく走り”、2発!

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前半15分、履正社高FW宮路峻輔が2点目のゴールを喜ぶ

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.12 高円宮杯プレミアリーグプレーオフFブロック決勝 讃岐U-18 0-5 履正社高 バルコム]

 履正社高(関西1)の平野直樹監督は2得点の背番号9について、「今シーズンで一番よく走ったんじゃない? きょうは本当によく走ってくれた」と絶賛していた。この日は、右足でも、左足でも決められる力を示して2得点。指揮官はそれ以上に、前線からの守備や攻撃でのスペースへの抜け出しなど、走り続けたことを評価していた。

 FW宮路峻輔(3年=ガンバ大阪Jrユース出身)は、「(走ることは)試合前にも結構言われていたので、『頑張るしか無い』という感じだった。今日最後やったし、自分は履正社入ってきて、平野さんに拾ってもらって、何も恩返しできていなかったのでできて良かった」と素直に喜んでいた。

 この日は前半15分までに放った2本のシュートで2得点。これについては「たまたまです」と笑う。前半5分、ショートカウンターから右中間のスペースを突いて右足で先制点。「とりあえず、前半立ち上がりだったのでファーストシュート大事だと思って(コースを狙って)思い切り打ったら入りました」。

 そして、2点目は左中間への抜け出しからドリブルでDFのマークを外し、左足で決めた。讃岐U-18のゴールを守っていたのはU-17日本代表GK松原快晟(2年)。名手からの2得点も「(相手が代表GKだとは)知らなかったです。勝つことだけ意識してやっていたので良かった」。何より勝ったことを喜び、同時にボールロストが増えていたことを反省。そして、「全然完璧じゃないのでもっと頑張りたい」と誓っていた。

 高校卒業後は新潟医療福祉大へ進学予定。「まず自分、地方に行きたくて、絶対に全国出れるところは新潟で、FWもすごい人がいっぱいいて、プロになりたいのでそういうFWの中で揉まれてもっと成長したい」。プロになるために北信越の強豪大学を選んだ宮路は、ゴール前でボールを受ける回数をより増やし、「ベンゼマ選手が好きなので万能型のFWに」なることを目指す。

(取材・文 吉田太郎)
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